【2025年最新】ESTA申請方法を解説 取得までの手順と必須情報を紹介

【2025年最新】ESTA申請方法を解説 取得までの手順と必須情報を紹介

ESTA申請方法を解説 取得までの手順と必須情報を紹介

ESTA(エスタ)とは?

ESTA(エスタ)とは、90日以内の観光や商用目的で渡米する際に必要な電子渡航認証システムです。ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program:VWP)の一環として施行され、日本を含むVWP参加国の市民はビザを取得せずにESTAを利用した渡米が認められます。アメリカ国内で乗り継ぎを行い他国へ向かう場合であっても取得が必須となるため、必ず申請を行ってください。
ESTAの利用は「観光または商用での渡航」に限られ、「VWP参加国の市民で期限が有効なパスポートを所持している」などの条件を満たさなければなりません。審査には一定の時間を要するため、CBP(アメリカ合衆国税関・国境警備局)では遅くとも出発72時間前の申請を推奨しています。
また、ESTAの有効期限は取得日から2年間ですが、パスポートの有効期限が2年以内の場合は同日を以てESTAも失効となりますのでご注意ください。アメリカへの渡航が決まった際は同行者のパスポートを事前に確認し、有効期限が半年未満の方は更新後にESTAの申請を行いましょう。

ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program:VWP)に関する詳細はこちらをご確認ください。

ESTA申請に必要なもの・書類

ESTA(エスタ)を申請する際は、期限が有効なパスポート、クレジットカード、メールアドレスをご用意ください。申請手続きの所要時間は約10分で、氏名・生年月日・パスポート番号などの入力が必要です。なお、画面が小さいスマートフォンやタブレットでは入力ミスが起こりやすい傾向にあるため、パソコンでの申請を推奨しています。

パスポート

ESTA申請では渡航者のパスポート情報(氏名・生年月日・パスポート番号・発行国・発行年月日など)の入力に加え、顔写真のアップロードが必須となります。申請前に期限が有効なパスポートをご用意ください。また、未成年者のESTA申請を行う際は、保護者ではなく申請者ご本人(未成年者)のパスポート情報を入力します。登録したパスポート情報に誤りがあった場合は新たにESTA申請を行う必要があるため、入力の際は十分に注意しましょう。

クレジットカード

ESTAの申請費用は21ドルで、決済情報の入力を確認した後に手続きを実行いたします。決済に必要となるクレジットカードは、Visa、Master Card、JCB、American Express、Diners Clubの利用が可能です。申請者がクレジットカードを所持していない場合は、同行者やご本人さま以外のカードにてお支払いいただけます。
また、アメリカでは現金以外での支払いが主流となっているため、渡航前にクレジットカードやデビットカード(決済と同時に銀行口座から該当金額が引き落とされるサービス)の取得をお勧めします。

メールアドレス

ESTA申請の際は有効なメールアドレスが必要です。申請フォームにて入力が求められ、申請状況に関する通知は全て登録したメールアドレスへ届きます。メールアドレス入力時に小文字と大文字を間違えた場合は、スペルミスでなければ申請に支障はありません。
また、Gmailなどのフリーメールや携帯電話会社のキャリアメールも利用可能ですが、メール受信設定により申請に関する重要な連絡が迷惑メールと認識されてしまうケースがあります。そのためESTA申請の際は、スムーズな送受信ができる有効なメールアドレスの入力をお勧めします。

ESTAの申請タイミング・有効期限

ESTA(エスタ)申請は審査に時間を要するため、遅くとも出発72時間前の手続きが推奨されています。入力不備など発生した際は、スムーズに「渡航認証許可」が下りないため期日に余裕をもって手続きを行いましょう。
ESTAは渡航日が決まっていなくても申請が可能です。事前にESTAを取得していない方はアメリカへの入国が認められないため、早めの申請をお勧めします。
ESTAの有効期限は取得日から2年間となり、残存期限内であれば複数回の渡米が認められます。ただし、2年以内にパスポートが失効する場合は、同日を以てESTAも利用できなくなるため注意が必要です。ESTAには有効期限を延長する制度はなく、一度承認された認証情報の更新はできません。有効期限が切れた場合やパスポートの再発行、氏名・性別・国籍のいずれかを変更した方は再申請を行いましょう。ESTAの再申請は有効期限が失効となる前に手続き可能ですが、新たなESTAの取得と同時に以前の認証情報は利用できなくなるためご注意ください。

ESTAの有効期限に関する詳細はこちらをご確認ください。

ESTA申請の手順

ESTA(エスタ)申請はフォームの案内に従って入力を進め、「お支払ページ」にて決済手続きを行います。決済完了から72時間以内に登録のメールアドレス宛に審査結果が通知されるため、メールの受信をお待ちください。「渡航認証許可」または「渡航認証拒否」の通知を以てESTA申請は完了となります。「渡航認証許可」が下りた方は、メールに記載された認証情報(申請番号・有効期限)を保管しておきましょう。「渡航認証拒否」となった方は、「ESTA(エスタ)申請で渡航拒否された理由と対処方法について」をご確認ください。

ESTA申請サイトへアクセス

1. ESTA申請サイトへアクセス

ESTA(エスタ)申請サイトへアクセスし、左上の言語選択欄から「日本語」を選択してください。すべて日本語で翻訳されますが、申請フォームは英語(ローマ字)での入力が必須です。「申請」タブから「個人申請」をクリックし、手続きを開始しましょう。
免責事項を確認し同意した方は、パスポートのアップロード画面に遷移します。PCまたはスマートフォン、タブレットの保存先から該当のパスポート画像データを送信してください。スマートフォンをご利用の方は保存先から画像を選択するか、カメラ機能を起動してパスポートの顔写真ページを撮影します。
ESTA公式申請サイトはこちらをご確認ください。

2. 申請者情報の入力

画像のアップロード完了後は、パスポート情報が自動的に入力されます。氏名やパスポート番号などを確認し、間違いがあった箇所は正しい情報を入力してください。出生地が空欄になっている場合はご自身で入力し、不明の方は「UNKNOWN」と記載してください。申請情報を入力した後は、市民権や国籍の確認画面が表示されます。どちらも「いいえ」を選択し、メールアドレスを登録しましょう。ここまでの内容を確認し、登録済みのメールアドレスに届いた「確認コード」を入力してください。

3. 個人情報の入力

個人情報(住所、電話番号、両親の氏名、勤務先情報など)の入力画面に移ります。電話番号は、プルダウンから自宅または携帯電話のいずれかを選択した後に入力してください(ハイフンを除く)。ソーシャルメディアの欄は任意項目のため、空白でも構いません。
両親の氏名をローマ字で入力し、勤務先情報に関する「勤務経験がありますか?」の質問には「はい」を選択してください。会社名、会社の住所、連絡先の入力を以て勤務先の登録は完了です。

4. 渡航情報の入力

続いて渡航情報(米国内での滞在先、連絡先)を登録します。渡航目的に関する質問では「いいえ」を選択し、米国内の連絡先欄に宿泊先の情報を入力してください。氏名の項目にはホテル名、都道府県の項目は都市名または州名を入力し、不明の場合は「UNKNOWN」と記載します。「米国滞在中の住所」は、米国内の連絡先と所在地が同一か否かの質問です。同一の場合は「はい」を選択してください。渡航情報の欄は自動で米国内の連絡先の内容が入力されるため、事前にホテルの住所などを確認しておきましょう。

5. 適格性情報の入力

アメリカ入国に関する適格性についての質問は、内容を確認した上で全てに「いいえ」と回答してください。質問は全部で9つあり、1つでも「はい」に該当する方は渡航認証の許可が下りないため注意が必要です。全ての質問に回答した後、入力ミスがないか必ず確認しましょう。
不備がなければ権利の放棄に関する2つの質問にチェックを入れ、次に進んでください。なお、2つ目の項目についてはご自身の申請のみ行う場合はチェックが不要です。

6. 申請料を支払う

申請内容を確認した後は決済画面へ遷移します。申請費用は21ドル、支払い方法はクレジットカードのみとなり、Visa、Master Card、JCB、American Express、Diners Clubが利用可能です。クレジットカード情報を登録し、「続行」をクリックしてください。「支払い手続きが実行されました」の表示を以て決済は完了となります。
また、申請費用の決済は申請日を含めて1週間以内の支払い猶予が認められます。メール記載のURLから決済画面に移り、期日までに支払いを済ませてください。期日を過ぎた場合は申請内容が破棄されるため、早めの決済をお勧めします。

保留中

7. 審査結果を待つ

米国CBPにてESTA申請が受理された後、「申請完了」のメールが届きます。メールに記載の申請番号は、結果を確認する際に必要となるため保存しておきましょう。ESTAの審査は最長72時間かかるため、申請日に結果を確認できないケースもあります。審査完了までの間は申請状況が「保留中」となるため、表示が変わるまでお待ちください。審査状況に応じてステータスは変更されますが、内容に不備があった際は再申請が必要となる場合があります。

ESTAの審査状況に関する詳細はこちらをご確認ください。
審査結果

審査結果の確認方法

審査結果を確認する際は、ESTA申請時に登録したパスポートと申請番号が必要です。申請番号は申請完了メールに記載されているため事前に控えておきましょう。確認方法はサイト画面上の「ESTAステータスを確認する」をクリックし、「個人のステータスを確認する」を選択してください。
次に個人申請の検索画面へ進み、パスポート番号、生年月日、申請番号を入力してください。申請番号が分からない方は国籍、パスポート発行日、有効期限での検索も可能です。ESTAステータス確認画面が表示された後、「確認する」タブをクリックします。「認証が承認されました」と表示された方は、申請が完了しています。
ESTAの審査には最長72時間かかるため、申請日の翌日を目途に結果をご確認ください。

審査結果の確認方法

申請時の注意点

ESTAの渡航審査は一定の時間を要するため、出発72時間前までに申請を済ませるよう推奨されています。審査は概ね数時間~3日以内には完了しますが、「渡航認証拒否」と通知された方は米国ビザを取得しなければなりません。ビザは必要書類の準備や面接を受けてから発給されるため、およそ2~3か月の期間がかかります。ビザ申請が必要になる場合も考慮し、渡航が決まった段階で早めにESTAを申請しましょう。
また、ESTAは不法滞在(オーバーステイ)の履歴がある方、逮捕歴がある方、過去に入国や渡航認証を拒否された方は申請できませんのでご注意ください。
未成年者(18歳未満の方)が単独、または片親同伴で渡米する際は渡航同意書が必要です。修学旅行や研修旅行のような団体渡航でも必要となるため、審査官より提示を求められた際に提示できるように準備しておきましょう。渡航同意書はすべて英語で記入し、離婚または死別などで法的親権者がいない場合は、戸籍謄本、出生証明書、死亡診断書(いずれも英語)が必要となります。

未成年者の渡航同意書に関する詳細はこちらをご確認ください。

まとめ

ESTAはアメリカ渡航の事前審査を行うために導入されたシステムで、必ずしも入国を認める制度ではありません。最終的な米国への入国可否は到着空港の審査官に委ねられ、ESTAを利用して頻繁に渡米する方は永住希望と疑われる場合があります。90日以内の滞在でも頻繁にアメリカへ渡航する方は、目的にあわせたビザの取得をお勧めします。
渡航に際しビザ取得がふさわしいケースなどの詳細は「ESTA(エスタ)とビザの違いについて」をご確認ください。

entry ESTA申請はこちら 出発の72時間前までにお願いします

更新日 : 2025/03/06