現金の持ち込みに対する注意喚起

現金の持ち込みに対する注意喚起

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フロリダ州のオーランド空港で多額の現金が押収されました。
空港を利用したある旅行者は72,000ドル以上もの未報告通貨を所持しており、米国税関・国境警備局(CBP)により現金が押収されました。
また、他の旅行者は当初15,000ドルを所有していると申告の際に述べていましたが、バッグパックの中を調べると、申告額以上の多額の現金の束が発見されました。
米国では持ち込み可能な現金について制限を設けております。10,000ドル以上または同等の外貨を所持して入出国する海外からの旅行者は税関にて”REPORT OF INTERNATIONAL TRANSPORTATION OF CURRENCY OR MONETARY INSTRUMENTS(FinCEN Form 105)”を提出して申告しなければなりません。
米国の通貨報告法違反に対する罰則は非常に厳しく、申告額以上の現金を所持している場合や、申告することなく多額の現金を所持している場合は現金の押収および逮捕につながる恐れがあります。
オーランド空港を管轄する米国税関・国境警備局(CBP)ディレクターであるガエターノ・コルドーネ氏は海外からの渡航者に対し次のように呼びかけています。
「米国へ訪れる海外からの旅行者には、所持している通貨を申告する機会が複数にわたり与えられています。米国は犯罪防止や違法な取引を防ぐなどの観点から、現金の持ち込みについて厳しい規則を設けております。所持が認められる通貨の限度額とその報告義務については、米国で定められた法律を遵守しなければなりません。」
米国だけでなく、各国では持ち込み可能な現金の限度額や申告の制度が設けられています。申告することなく多額の現金を所持していた場合は入国が認められず、強制送還となるケースもあります。
盗難や犯罪を抑止するためにも必要以上の現金を持ち歩くことは控え、買い物や支払いの際はクレジットカードを利用することをお勧めします。

参考元:CBP Local Media Release
https://www.cbp.gov/newsroom/local-media-release/cbp-orlando-seizes-over-72k-undeclared-currency-traveler