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世界約2,000か所の空港管理者による団体ACI(国際空港評議会)は、2022年の空港利用者数ランキングを発表。上位10か所のうち、アメリカ国内における5つの空港がランクインしました。2021年は10位内をアメリカ8か所の空港が占めていましたが、“ポストコロナ”が進みヨーロッパの空港も復調傾向にあります。
ACIが発表したランキングは以下の通りです。 【】は2022年の空港利用者数
2位:ダラス・フォートワース国際空港(アメリカ:テキサス州) 【7,340万人】
3位:デンバー国際空港(アメリカ:コロラド州) 【6,930万人】
4位:シカゴ・オヘア国際空港(アメリカ:イリノイ州) 【6,830万人】
5位:ドバイ国際空港(アラブ首長国連邦:ドバイ)【6,610万人】
6位:ロサンゼルス国際空港(アメリカ:カリフォルニア州) 【6,590万人】
7位:イスタンブール空港(トルコ:イスタンブール) 【6,430万人】
8位:ロンドン・ヒースロー空港(イギリス:ロンドン) 【6,160万人】
9位:インディラ・ガンディー国際空港(インド:デリー) 【5,950万人】
10位:シャルル・ド・ゴール国際空港(フランス:パリ) 【5,750万人】
1位は大差でジョージア州のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港が獲得。2020年はコロナ禍の影響により首位を逃しましたが、2021年から2年連続での1位となります。
2位はテキサス州のダラス・フォートワース国際空港、3位にはコロラド州のデンバー国際空港、4位イリノイ州のシカゴ・オヘア国際空港とアメリカの空港が上位を独占。6位にはカリフォルニア州のロサンゼルス国際空港がランクインしました。これらアメリカの空港は国内線の利用者が全体の75~95%を占め、国内旅行の需要拡大に伴い大幅な増加が続いています。
5位はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ国際空港、8位はイギリス・ロンドンのヒースロー空港、10位はフランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港がランクイン。いずれもコロナ禍の2年間は10位圏外でしたが、海外旅行需要の増加により順調な回復がみられます。特にロンドン・ヒースロー空港は昨年比で218%増加し、イギリス政府が昨年3月に新型コロナウイルスに関する水際対策(入国制限)を全面的に解除したことが大きな要因となりました。
また、国際線の利用者が最も多かった空港はドバイ国際空港で、次いでロンドン・ヒースロー空港、オランダ・アムステルダムのスキポール空港となっています。
7位のトルコ・イスタンブール空港と9位のインド・デリーのインディラ・ガンディー国際空港は、初めて10位以内にランクインしました。
ACIは今回の発表にあたり、「2022年に航空便の搭乗で空港を利用した方は世界で70億人に上り、2019年の約73%まで回復しました」と説明。2023年は同年の92%まで上昇し、完全な回復は2024年になるとの見方を示しています。