アメリカ・テキサス州の酪農場で爆発が発生 メタンガスに引火し1万8,000頭の牛が焼死 

アメリカ・テキサス州の酪農場で爆発が発生 メタンガスに引火し1万8,000頭の牛が焼死 

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現地時間の10日夜、テキサス州北西部ディミット近郊の酪農場で爆発事故が起こり大規模な火災が発生。従業員1人が重傷を負い、1万8,000頭以上の牛が焼死したと地元の保安官事務所が発表しました。首都ワシントンに拠点を置く米国動物福祉協会は、「牧場としての火災では2013年に統計を開始して以来の大惨事であり、過去最悪の事故が起こってしまいました」とコメント。警察と消防は施設内の堆肥製造装置に、牛から発生した膨大なメタンガスが引火したとみて詳しい出火原因を調べています。
爆発事故は午後7時20分頃サウスフォーク酪農場で発生し、従業員からの通報を受けて消防車が急行。到着した際は従業員1人が炎に包まれた納屋に閉じ込められており消火活動によって救助されましたが、全身にやけどを負い空路で集中治療室へ搬送されました。
地元群長と救助にあたったカストロ群のリベラ保安官は、「消防隊員と救助を支援してくださった近隣の郡に御礼を申し上げます。これほど多くの動物と財産が失われた事実は受け入れ難いですが、人命が失われなかったことに感謝しています。サウスフォーク酪農場の復興を心から祈ります」とコメント。その他の従業員は全員無事が確認されたと報告し、住民に謝意を表明しました。
事故が起こったディミットは人口およそ8,500人の小さな町で、ダラスの北西約547キロメートルに位置しています。

参考元:BBC NEWSCable News NetworkABC NEWS