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マウイ郡では先週半ばから大雨が続き、気象局は13日に郡全域を対象に洪水警報を発令。帯状の前線が遅い速度でハワイ諸島を通過し、オアフ島も12日に洪水警報が発令されました。前線は12日からハワイ全土を覆い、14日は大雨の影響により各地で浸水が発生。カウアイ島の山あいに位置するガーデンアイルでは鉄砲水および洪水警報が発令され、3日間で30センチ以上の降水を確認しました。ハワイ州のグリーン知事はカウアイ島の状況について、「このような大雨は見た事がなく十分な注意が必要だ」と警戒を表明。島内に非常事態宣言を発令し、政府を通じて米軍に支援を要請しました。
一方でオアフ島の洪水警報は14日午後7時に解除されましたが、沿岸では暴風と高波が発生。一部ビーチは立ち入りを制限したため、けが人は出なかったと消防局は報告しています。
ハワイ島 広範囲で停電が発生し1万3,000人に影響
ハワイ島では強風の影響で、14日午後2時から島内の広い範囲で停電が発生。推定1万3,000人に影響がでたとみられ、懸命な復旧作業が進められています。現時点で停電が発生している地域は以下の通りです。
アイナ・ハイナ、ハハイオネ、ハワイ・カイ、ハワイ・ロア・リッジ、カラマ・バレー、カミロイキ、ココ・ヘッド、ココ・マリーナ、ニウ・バレー、ポートロック、ワイルペ、ワイマナロ
HECO(ハワイ電力工業)は、「午後8時半を目途に段階的に電力が復旧する」と説明。大手量販店のコストコは送電がストップしたため一時営業を見合わせるなど、各地で停電による被害が報告されています。電力会社は復旧作業を進める一方、さらに詳しい原因を調べる方針です。