アメリカ大統領選挙まで一週間 ハリス氏の支持率がわずかにトランプ氏をリード

アメリカ大統領選挙まで一週間 ハリス氏の支持率がわずかにトランプ氏をリード

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29日にハリス氏とトランプ氏のアメリカ大統領選の支持率を発表。25日から3日間にわたり実施された世論調査で、僅差でハリス氏がトランプ氏を上回りました。ハリス氏が7月に出馬を決めた時点では、トランプ氏の支持率が上回っていましたが両候補の差が縮まっています。また、前回の調査で支持率は横並びとなり、民主主義への取り組みを強調したハリス氏が29日時点で2ポイント差でリードしました。
今回の世論調査では経済、失業、雇用問題が重視され、「投票日までハリス氏がリードしても、選挙に勝つには不十分」と専門家は指摘。また、約半数の有権者は移民問題において大量送還を含む強硬な提案をするトランプ氏への支持を表明しています。政治的過激主義や民主主義への問題に対しハリス氏を支持する有権者の割合は40%に留まり、現在の支持率はハリス氏44%、トランプ氏が43%と僅か1ポイントの差となっています。
29日夜にホワイトハウスに隣接するエリプス広場で開催された最終弁論演説で、ハリス氏はトランプ氏の政策を激しく非難。ハリス氏は約7万5,000人の観衆に向け、「トランプ氏は選挙戦で負けると分かっていた。彼は約4年前、この場所で公正な選挙を覆すために米国議事堂へ武装した暴徒を送り込んだ」と語りました。さらにトランプ氏と国会議事堂襲撃事件を結び付け、「アメリカの市民生活に悲惨な脅威をもたらす」と主張。中絶の権利、医療、経済計画にも触れ、特に企業の価格のつり上げを取り締まる方針を述べています。住宅購入者、介護者に対する税額控除を通じてアメリカ国民へのコスト削減を支援すると改めて強調しました。

参考元:REUTERSForbesUSA TODAYThe New York Times