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トランプ前大統領は10月30日、ウィスコンシン州グリーンベイでの選挙運動でごみ収集車に乗り込み注目を集めました。29日に行われた中南米系団体との電話会議にて、トランプ氏の支持者を「ごみ」と呼んだバイデン大統領の失言に対する皮肉とされています。トランプ氏は記者団の質問に対し、「私のごみ収集車は気に入ったか?ハリスとバイデンにささげる」とユーモアを交えて回答。現在も物議を醸しているバイデン大統領の失言を逆手に取り、自身の選挙活動に利用しました。
一方で、バイデン大統領とホワイトハウスは「ごみ」発言を否定し、トランプ支持者のヒンチクリフ氏がプエルトリコを「ごみの浮島」と呼んだことを非難した発言だと主張。ホワイトハウスはこれらの発言が正しいと証明する声明文を収録した議事録も提出しました。
また、ハリス氏は選挙戦への影響を考慮し、バイデン大統領の発言に対して距離を置く姿勢を見せ続けています。ホワイトハウス担当主任記者の質問に対して「バイデン大統領は自身の発言の意図を説明したと思う」と回答したうえで、「選挙で私に投票しない人も含め、アメリカ国民の大統領になるつもりだ」と強調しました。
アメリカ大統領選挙戦が迫る中、現在の支持率はハリス氏が43%、トランプ氏が42%と拮抗し世界中の注目を集めています。