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6日午前にアメリカ各州で大統領選の投開票が行われ、共和党候補のトランプ氏が当選しました。激戦州のひとつウィスコンシン州の開票で、当選に必要な270票を突破。そのほかにも、ミシガン州やペンシルベニア州でも勝利が確実となりました。その後、フロリダ州の選挙本部で支持者らに大統領選での勝利を宣言。約25分にわたる演説では「第47代大統領選出という特別な栄誉を授かったことを家族やアメリカ国民に感謝したい」とコメントしました。大統領経験者の返り咲きはアメリカ史上132年ぶり2人目となり、刑事裁判の訴訟を抱えながらの勝利は異例とも言われています。
一方、6日夜に民主党候補のハリス氏は、ワシントンのハワード大学で行われた演説会で選挙戦の敗北を宣言しました。ハリス氏の選挙戦略やバイデン氏の指導力不足を非難する声が高まる中「この選挙結果は我々が望んだものではなかった」と発言。多くの支持者を前に、「選挙での敗北を受け入れるのがアメリカの民主主義の原則だ。社会から信頼されるためにはこの原則を尊重しなくてはならない」と語りました。さらに、電話でトランプ氏に祝意を示したと報告し、平和的な政権交代に協力することも強調しています。この演説を受けバイデン氏は7日の声明で、「すべてのアメリカ国民に対して、明確なビジョンを語り選挙運動を主導した」とハリス氏を称賛しました。
ホワイトハウスは、大統領選後にバイデン氏が正式に政権移行を開始したと発表。第47代大統領の就任式は2025年1月20日に行われる予定です。