アメリカの一部空港で人員不足によりフライトの遅延が発生 航空管制官の病欠が増加

アメリカの一部空港で人員不足によりフライトの遅延が発生 航空管制官の病欠が増加

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FAA(アメリカ連邦航空局)は6日、アメリカの一部空港で人員不足によりフライトの遅延が発生していると発表。アメリカでは財政資金を確保するつなぎ予算案が可決されず、10月1日より一部の政府機関が閉鎖しています。NACAA(アメリカ航空管制官協会)は、航空管制官に閉鎖期間中も勤務するよう指示していますが、14日まで職員らに給与が支給されない見込みです。これに対しアメリカ運輸省のショーン・ダフィー運輸長官は、「閉鎖措置が解除されるまで無給で勤務する航空管制官の病欠が若干増加している」と言及。さらに、「今後も病欠する職員が増加する場合、運航便数は安全が維持できる水準まで削減される」と警告しました。航空管制官の人員不足は、ニューアーク・リバティー国際空港、デンバー国際空港、ハリウッド・バーバンク空港、ハリー・リード国際空港を含む空港に影響を及ぼしています。FlightAwareによると、6日にはアメリカ国内で4,000便以上のフライトが遅延。なかでもニューアーク・リバティー国際空港では発着便が1時間近く遅れ、デンバー国際空港でも約40分の遅延が発生しました。また、ハリウッド・バーバンク空港でも同日の午後7時までに計42便に遅延が発生したと報告。閉鎖措置の解除については現在も見通しは立っておりません。アメリカの航空業界団体「エアラインズ・フォー・アメリカ」は、「航空管制システムの効率が低下するため、今後も渡航者に影響が出る可能性がある」と警告しています。

参考元:ReutersThe New York TimesNBC NEWS