アメリカのアラスカ航空は23日、IT障害により全便の運航停止を発表。同社は声明で、「当社のデータセンターで障害が発生したため一時的な運航停止命令を発令したが、情報セキュリティー上の事故は発生していない」と述べています。FAA(アメリカ連邦航空局)によると、IT障害が発生する約8時間前にアラスカ航空および子会社のホライゾン航空に運航停止が要請されていました。運航停止によりシアトル・タコマ国際空港ではコンコースが混雑するなど、大きな混乱が生じています。その後、アラスカ航空は同日午後11時30分に運航停止命令の解除を発表。さらに24日には、運航停止の影響で360便以上が欠航したことを明らかにしました。同社は、「再発防止策として、機材や乗務員の配置変更を行う必要があるため、今後もフライトスケジュールに変更が生じる可能性がある」と警告しています。また、旅行者に対しては、渡米前にフライトの運航状況を事前に確認するよう呼びかけました。現在、アメリカでは政府閉鎖の影響により航空管制官の欠勤が増加しており、複数の空港でフライトに遅延が発生しています。
アラスカ航空は、年間約4,400万人が利用するアメリカ西海岸を代表する航空会社です。本社はワシントン州シアトルにあり、アメリカン航空、JAL(日本航空)、ハワイアン航空をはじめとする多数の航空会社と提携しています。
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