パスポートランキング 日本は世界2位【2025年最新】
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日本のパスポート評価は前回の1位から2位に後退
イギリスのコンサルティング企業“ヘンリー&パートナーズ(H&P)社”は、2025年1月に世界のパスポートランキングを更新。同社はビザを取得せずに外国への渡航が可能な国の数を「パスポートの強さ」と定義し、定期的に統計を行っています。2024年1月の統計では日本のパスポートは3位から再び首位になりましたが、今期はシンガポールに追い抜かれ2位に後退しました。日本が2位を独占し、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、スペインが同率3位を獲得。前回1位を獲得した日本とシンガポール以外の4か国は、2位の降格となります。一方、ビザなしで渡米が可能な国や地域の数が前回より減少したことで、今期のアメリカの順位は7位から9位に転落しました。
今回のランキングは、パスポートのみで渡航可能な国の数が増えた1位のシンガポールと最下位のアフガニスタンの順位に大きな格差が生じた結果となっています。
このページでは世界各国の最新パスポートランキングと、日本国民がビザを取得せずに渡航可能な国・地域を紹介します。
【最新版】世界のパスポートランキング
ランキングはIATA(国際航空運送協会)のデータに基づき、国連に加盟する193か国と台湾、マカオ、香港、コソボ、パレスチナ、バチカンを加えた199か国・地域を対象にパスポートのみで渡航可能な国の数を集計しています。最新の結果は1位シンガポール(194か国)、2位日本(193か国)、3位フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、スペイン(192か国)、4位オーストリア、デンマーク、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、スウェーデン(191か国)、5位ベルギー、ニュージーランド、ポルトガル、スイス、イギリス(190か国)と、上位はヨーロッパ諸島が名を連ねています。アジア圏ではマレーシア12位(183か国)、香港18位(171か国)、台湾33位(141か国)、中国は60位(85か国)となりました。
世界各国の最新パスポートランキングは以下の通りです。(2025年1月時点)
世界パスポートランキング一覧
順位・国名(ビザを取得せずに渡航可能な国・地域の数)
- シンガポール(195)
- 日本(193)
- フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、スペイン(192)
- オーストリア、デンマーク、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、スウェーデン(191)
- ベルギー、ニュージーランド、ポルトガル、スイス、イギリス(190)
- オーストラリア、ギリシャ(189)
- カナダ、マルタ、ポーランド(188)
- チェコ、ハンガリー(187)
- エストニア、アメリカ(186)
- ラトビア、リトアニア、スロベニア、アラブ首長国連邦(185)
- クロアチア、アイスランド、スロバキア(184)
- マレーシア(183)
- リヒテンシュタイン(182)
- キプロス(179)
- ブルガリア、モナコ、ルーマニア(178)
- チリ(176)
- アルゼンチン(172)
- アンドラ、ブラジル、香港、サンマリノ(171)
- イスラエル(170)
- ブルネイ(165)
- バルバドス(165)
- バハマ(161)
- メキシコ(159)
- セントクリストファー・ネイビス、セントビンセント・グレナディーン、ウルグアイ(157)
- セーシェル(156)
- バチカン市国(155)
- アンティグア・バーブーダ(153)
- トリニダード・トバゴ(152)
- コスタリカ、モーリシャス(151)
- グレナダ、パナマ、パラグアイ、セントルシア、ウクライナ(148)
- ドミニカ、マカオ(145)
- ペルー(143)
- 台湾(141)
- セルビア(139)
- エルサルバドル(136)
- グアテマラ(135)
- ソロモン諸島(134)
- ホンジュラス(133)
- サモア、トンガ(131)
- マーシャル諸島、モンテネグロ、北マケドニア(129)
- ニカラグア、ツバル(128)
- キリバス、ミクロネシア、パラオ共和国(124)
- アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ(123)
- ジョージア、モルドバ(122)
- ベネズエラ(121)
- ロシア、トルコ(116)
- カタール(112)
- 南アフリカ(106)
- ベリーズ(103)
- クウェート(99)
- 東ティモール(97)
- エクアドル(95)
- モルディブ(94)
- ガイアナ、バヌアツ(92)
- フィジー(90)
- ジャマイカ、ナウル(89)
- ボツワナ(88)
- バーレーン、パプアニューギニア、サウジアラビア(87)
- オマーン(86)
- 中国(85)
- タイ(82)
- ベラルーシ、ナミビア(81)
- コソボ(80)
- ボリビア、レソト、スリナム(79)
- エスワティニ、カザフスタン(77)
- インドネシア(76)
- ドミニカ共和国、マラウイ(75)
- ケニア(74)
- モロッコ、タンザニア(73)
- アゼルバイジャン(72)
- ガンビア(71)
- ウガンダ、ザンビア(70)
- チュニジア(69)
- アルメニア、ベナン、カーボベルデ、ガーナ(68)
- フィリピン(67)
- モンゴル、ルワンダ、シエラレオネ(66)
- モザンビーク、ジンバブエ(65)
- キルギスタン(64)
- サントメ・プリンシペ(63)
- キューバ、ウズベキスタン(62)
- トーゴ(61)
- ブルキナファソ、ガボン、マダガスカル(60)
- コートジボワール、ギニア(59)
- モーリタニア、セネガル、タジキスタン(58)
- 赤道ギニア、インド、ニジェール(57)
- アルジェリア(56)
- ギニアビサウ、マリ(55)
- コモロ(54)
- カンボジア、中央アフリカ、チャド、ハイチ、ヨルダン(53)
- ブータン、エジプト、リベリア(52)
- アンゴラ、ベトナム(51)
- ブルンジ、カメルーン、コンゴ共和国、トルクメニスタン(50)
- ジブチ、ラオス(49)
- コンゴ民主共和国、エチオピア、ミャンマー、ナイジェリア(46)
- レバノン(45)
- イラン、南スーダン、スリランカ(44)
- スーダン(43)
- エリトリア(42)
- 北朝鮮(41)
- バングラデシュ、リビア、パレスチナ自治区(40)
- ネパール(39)
- ソマリア(35)
- パキスタン、イエメン(33)
- イラク(31)
- シリア(27)
- アフガニスタン(26)
H&P社同社のクリスチャン・カリン会長は、「様々な地域で政情不安や武力紛争が発生し、多くの人々が避難場所を求めて移住を余儀なくされている。そのため、避難民も含めて安全に移住できるグローバル都市を導入する必要性が差し迫っている」と指摘しました。また、日本入国に際しビザの免除が認められる国・地域はまた、日本入国に際しビザの免除が認められる国・地域は70か国となっています。(2025年1月時点)
日本市民は他国と比べて不法滞在者が少なく、海外でも優れたマナーが高く評価されています。

日本国民がビザなしで渡航可能な国・地域について
日本のパスポートを所有している方は、ビザを取得せずにアメリカやイギリスなど193の国・地域への渡航が認められます。一般的な観光目的でのアメリカ旅行はESTA(エスタ)の申請が必須となり、同様の電子渡航認証制度はカナダ・オーストラリア・スリランカ・韓国も導入しています。また、ビザなしで滞在可能な期間は国や地域によって異なるため、渡航先の入国制度を事前に確認しておきましょう。
ビザを取得せずに渡航が可能な国・地域の一覧は、「日本のパスポート所有者がビザなしで渡航可能な国・地域」をご確認ください。
ビザなしでのアメリカ渡航にはESTA(エスタ)が必要です
日本国籍の方がビザを取得せずにアメリカへ渡航する際は、年齢を問わずESTA(エスタ)の申請が必須となります。ESTA(エスタ)はVWP(ビザ免除プログラム)参加国の市民に限り利用が認められ、観光または出張目的で90日以内の米国滞在を希望する方が申請対象となる入国審査制度です。ただし、滞在期間を問わず留学や就労を希望する方はESTA(エスタ)の対象外となるため、目的に沿ったビザの取得をご検討ください。また、ESTA(エスタ)の有効期間は「渡航認証許可」の取得日から2年間で、期間内は何度でもアメリカへの渡航が認められます。申請はオンラインにて専用フォームへの入力のみで完結し、ビザと異なり書類等の提出は必要ありません。申請から取得までの手順は「ESTA(エスタ)の申請方法をわかりやすく解説」をご確認ください。
ESTA(エスタ)はビザとは異なる制度です
パスポートのみで渡航が認められている国の大半は、「アライバルビザ」やESTA(エスタ)などの電子渡航認証の申請が必要です。ESTA(エスタ)はビザとは性質が異なる「渡航認証制度」のため、観光旅行などで渡米する方は事前に申請が必須となります。一方のアライバルビザは滞在日数や滞在目的に応じて入国時に必須となり、渡航前の申請または到着した空港での取得が必要です。アライバルビザの申請方法や取得費用は国や地域によって異なるため渡航前に必ずご確認ください。
また、各地における紛争の影響により、新規ビザの受付を一時停止している国や地域があります。アメリカ政府は2023年5月11日を以て全ての入国制限(水際対策)を撤廃し、これまで必要としていたワクチン接種証明書や陰性証明書の提示は不要となりました。詳細と渡米に関する最新情報は
「新型コロナウイルス アメリカ入国制限と対象国の最新情報」をご確認ください。
更新日 : 2025/01/24