ロサンゼルス動物園&植物園の魅力を紹介 アクセスも解説

ロサンゼルス動物園&植物園の魅力を紹介 アクセスも解説

更新日:2024/12/17

ロサンゼルス動物園&植物園の魅力を紹介 アクセスも解説

ロサンゼルスの広大な市立公園“グリフィスパーク(Griffith Park)”内に位置する、“ロサンゼルス動物園(Los Angeles Zoo and Botanical Gardens)”。園内にはさまざまな動物や植物が展示されており、家族連れにもぴったりな観光スポットです。この記事では、ロサンゼルス動物園で人気の動物やイベント、アクセス情報などについて紹介します。

ロサンゼルス動物園とは?

1966年開園のロサンゼル動物園は、子供から大人まで楽しめる観光スポットとして有名です。270種類を超える約1,700匹の動物が生息しており、絶滅危惧種に指定されている60種類以上もの動物も観察できます。133エーカー(54ヘクタール)もの広大な園内をすべて見て回るには3~4時間ほどかかるため、ベンチで休憩しながらゆっくり周ると良いでしょう。年間約180万人が訪れるほど人気の動物園ですが、特に気候が穏やかな春や秋に訪れるのがおすすめです。

園内で見られる植物

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園は、植物展示の豊富さでも有名です。2002年には認定植物園として指定され、巨大な樹木や色鮮やかな花々、サボテンやアガベなどの多肉植物など約800以上もの植物を観察できます。また、動物の展示エリアで世界各地の植物を観察でき、アカシアやユーカリなど動物たちの食料源となる植物も見られます。

ロサンゼルス動物園の人気の動物

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園には多くの動物が生息しており、子供から大人まで多くの来園者を魅了しています。ここでは、特に人気の動物たちを種類別に詳しく紹介します。

哺乳類

哺乳類は背骨を持ち、体温を一定に保つ恒温動物です。母乳で成長し毛皮や体毛で覆われていることが多く、陸上や水中などでの多様な生活様式が特徴。また人間を含め、哺乳類はほかの種別と比べて大きく発達した脳を持っています。以下では、ロサンゼルス動物園で観察できる人気の哺乳類を紹介します。

アジアゾウ

Leonard's Bakery アジアゾウはアフリカゾウよりも体格が小さく、丸い耳と額が特徴です。鼻先には1つの指があり、草木を摘まむなど人間の手と同じような機能が備わっています。また、ゾウの鼻は呼吸や触覚、嗅覚など多目的に使用されています。ロサンゼルス動物園の”エレファント・オブ・アジア(Elephant of Asia)」”セクションでは、ゾウたちが鼻を使って餌を口に入れる姿を観察することが可能です。

ゴリラ

Leonard's Bakery ゴリラは類人猿の中で最も大きく、約98%の人間と共通する遺伝子を持っています 。リーダー的存在のオスゴリラは「シルバーバック」と呼ばれ、ほかのオスと対峙する際は胸を叩いて威嚇するのが特徴です 。“カンポ・ゴリラリザーブ(Campo Gorilla Reserve)”セクションでは、巨大で力強いゴリラたちを観察することができます。訪れた際は、2020年に誕生した園内の人気者、子ゴリラ“アンジェラ” を見てみてはいかがでしょうか。

スマトラタイガー

Leonard's Bakery スマトラタイガーは世界最小のトラの亜種。インドネシアのスマトラ島に生息し、縞模様と鋭い目つきが特徴的です。森林伐採や密猟が原因で個体数が激減しており、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されています。ロサンゼルス動物園では、“アジアンアニマル(ANIMALS OF ASIA)”セクションでスマトラタイガーを見ることができるので訪れてみましょう。

マサイキリン

Leonard's Bakery マサイキリンは、陸上で最も身長が高い動物(約5.5メートル)と言われています。独特の斑点模様と長い首、穏やかな性格が特徴です。マサイキリンは個体数の減少によって絶滅危惧種に指定されていますが、ロサンゼルス動物園内では“アフリカアニマル(ANIMALS OF AFRICA)”セクションで見学可能。優雅な姿で自由に動き回り、その貴重な光景に惹きつけられるでしょう。

鳥類

鳥類は体が羽毛で覆われた卵を産む温血動物で、空を飛ぶ能力を持つ種が多いことが特徴です。ロサンゼルス動物園では、鳥たちの美しい羽毛や多彩な鳴き声だけでなく独自の生態を観察することができます。以下では、ロサンゼルス動物園で暮らす人気の鳥類について紹介します。

フラミンゴ

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園では、入場口の左手でフラミンゴの見学が可能です。長い脚と首を使い水中深くにいる無脊椎動物や藻類を食べる習性があり、一見後ろに曲げているように見える脚は足首と言われています。なお、鮮やかなピンクや赤の羽は食べ物に含まれるカロテノイド色素により変化したものです。 その美しいピンク色の体毛とユニークな生態が、多くの来園者に人気となっています。

サイチョウ

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園では、さまざまな種類のサイチョウを見ることができます。中でも“オーストラリアの動物(ANIMALS OF AUSTRALIA)”セクションにいるサイチョウは必見です。派手な見た目と、クチバシ上部の”カスク”と呼ばれる大きなツノが特徴的。大きなクチバシの内部は蜂の巣状になっており、長い枝先の果物を器用に取ることができます。またツノの部分は、求愛の鳴き声を反響させる役割も担っています。

サルス・クレイン

Leonard's Bakery サルス・クレインは、世界で最も背の高い鳥として有名です。“エレファント・オブ・アジア(ELEPHANTS OF ASIA)”エリアで観察でき、その体高は最大約1.8メートルに達します。華麗な求愛ダンスが特徴的で、お辞儀、飛び跳ね、羽ばたきなどの動作はまるでバレエのよう。一部の地域の文化では神聖視され、永遠の命の象徴と言われています。

爬虫類

Leonard's Bakery 爬虫類は鱗に覆われた皮膚を持ち、卵を産む種が多い変温動物です。ロサンゼルス動物園は、ヘビ、トカゲ、ワニ、カメなどさまざまな爬虫類の生活環境や行動を間近で観察することができます。以下では、ロサンゼルス動物園で人気の爬虫類を紹介します。

アルダブラゾウガメ

Leonard's Bakery “南アメリカ(ANIMALS OF SOUTH AMERICA)”セクションでは、長寿のカメとして知られている“アルダブラゾウガメ”を観察できます。150年以上も生きるアルダブラゾウガメは、アフリカ東海岸沖のアルダブラ環礁に生息。乾燥した島での生活に適応しており、岩の隙間に溜まった雨水を鼻から吸い上げて飲むことができます。訪れた際は、アルダブラゾウガメが巨大な体でリラックスして過ごす姿を垣間見ましょう。

コモドドラゴン

Leonard's Bakery 世界最大の体長を誇るトカゲ“コモドドラゴン”。唾液には50種類以上の病原体が潜んでおり、噛まれた獲物は数日以内に死亡すると言われています。コモドドラゴンはその死骸を主食とし、体重の80%に相当する量を一度に食べられる動物です。ほかの爬虫類と比べてアクティブに動くため、観察するのにおすすめ。“オーストラリアセクション”で見ることができるので、気になる方は訪れてみましょう。

インドガビアル

Leonard's Bakery “ライヤー(THE LAIR)”の建物を出てすぐの池では、インドガビアルを観察できます。白亜紀(約1億4400万年前~6500万年前)に誕生した動物群の中で唯一の生き残りと言われ、最も水生に特化したクロコダイルの一種です。頭部に目、耳、鼻が付いており、特徴的な口のおかげで水面下に隠れて獲物を待ち伏せることができます。また、オスの鼻先にある「ガラ」と呼ばれる球体の突起は、繁殖期にメスを引き寄せる役割を持っています。

そのほかの動物

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園は約270種類の動物が生活しており、それぞれに異なる魅力が溢れています。ここからは、上記で紹介しきれなかった園内の動物たちを紹介していきます。訪れた際には、さまざまな動物を観察して旅の思い出を作りましょう。

シロテテナガザル

Leonard's Bakery シロテテナガザルの特徴は、約2マイル先まで届く大きな鳴き声です。早朝には2匹で歌声を響かせ、ペアの絆を形成し維持する習性を持っています。またシロテテナガザルの腕は脚よりも長く、「腕渡り」と呼ばれる動作で木々の間を高速で移動することが可能です。檻の中にはたくさんの木々が生えているため、華麗なアクロバットを観察できるでしょう。

チンパンジー

Leonard's Bakery “マハレ山脈のチンパンジー”の展示エリアでは、人類に最も近い知能を持つと言われているチンパンジーを観察できます。その高い知能によって石でナッツを砕いたり、棒を使ってアリを巣から釣り上げたりすることも可能です。またチンパンジーは、群れを形成し日中はグループごとに分かれ夜になると再び集まって巣を作り寝るという習性があり、ロサンゼルス動物園のチンパンジーも同様です。

スノーレオパード(ユキヒョウ)

Leonard's Bakery “スノーレオパード(ユキヒョウ)”は、分厚い下毛で寒さから身を守っていると言われています。また、長い尾を顔や体に巻きつけたり、大きな鼻腔で冷たい空気を暖めたり、身体全体が暖を取るための役割を担っています。毛で覆われた大きな足は天然のスノーシューズのような機能があり、雪の上でも移動が容易です。寒さに適応して生まれたユキヒョウですがロサンゼルスの夏は暑いため、冷たい石に抱きついて体温調節をしています。

グレビーシマウマ

Leonard's Bakery “グレビーシマウマ”は、“乾燥地帯の動物(ANIMALS OF THE DRYLANDS)”セクションで観察できます。馬より小柄で足が遅く、気品ある性格が特徴です。シマウマの縞模様は一頭ずつ異なり、仲間を識別する印にもなっています。なお、グレビーシマウマの個体数は生息地の喪失、狩猟、病気、捕食により過去40年で54%減少し、現在では2,000頭未満と推定されています。

ロサンゼルス動物園でおすすめの展示

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園には、動物の生態系を学べる展示が数多くあります。以下では、特におすすめの展示エリアを3つ紹介します。

マハレ山脈のチンパンジー/Chimpanzees of Mahale Mountains

“マハレ山脈のチンパンジー(Chimpanzees of Mahale Mountains)”エリアは、チンパンジーの自然な姿を観察できる人気展示です。人工のシロアリ塚や、餌を隠せる丸太の空洞など、さまざまな仕掛けが施されています。これらの仕掛けにより、チンパンジーの複雑な社会構造や知的な行動が垣間見えるでしょう。
特に、チンパンジーが家族や仲間とコミュニケーションを交わす様子は見どころです。また、動物園のスタッフによるトークショーではチンパンジーの生態について深く学ぶことができます。

アジアのゾウ/Elephants of Asia

Leonard's Bakery “アジアのゾウ(Elephants of Asia)”エリアは、ロサンゼルス動物園最大の展示エリア。ゾウたちが自由に活動する様子を4つの見学ポイントから観察できます。特に、鼻を使って器用に餌を食べる姿は愛くるしく、子供たちからも大人気です。広いエリアを活用して、ゾウの行動をじっくりと観察できるのも魅力と言えるでしょう。

カンポ・ゴリラ保護区/Campo Gorilla Reserve

Leonard's Bakery 約2万6,000平方フィートの広さを誇る“カンポ・ゴリラ保護区(Campo Gorilla Reserve)”は、西中央アフリカの熱帯雨林を再現したエリアです。ここではゴリラの家族構成や行動を間近で観察でき、特に親子の触れ合いや子ゴリラが遊ぶ姿は見どころ。5つの見学ポイントがあり、自然に近い環境でゴリラとの触れ合いを楽しむことができます。

ロサンゼルス動物園のおすすめのショーやアクティビティ

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園では展示のほかに、ショーやアクティビティも充実しています。ここでは、特におすすめのショーなどを紹介します。動物好きな方はもちろん家族連れにもおすすめです。

ワールド・オブ・バード・ショー/World of Birds Show

色鮮やかな鳥たちが自由に空を舞うフリーフライトショーです。ハリスホークが空中で獲物を捕まえる瞬間や、驚異的な速さでダイビングするハヤブサなど、鳥たちの自然な姿を観察できるのが魅力。また、このショーでは絶滅危惧種のカリフォニアコンドルが登場することもあり、その大きさと力強さに圧倒されるでしょう。ショーは日・月曜日の午前12時から開催されています。

トゥループ・トーク/Troop Talk

動物園内のチンパンジーの群れについて学べるトークイベントです。飼育スタッフが、チンパンジーの家族関係や最新情報、個々の性格について解説します。チンパンジーの生態を深く知ることができるため、家族連れやチンパンジーについて詳しく知りたい人におすすめです。イベントは、毎日午前12時30分から開催されています。

ゴリラ・ファミリータイム/Gorilla Family Time

Leonard's Bakery 2つのゴリラのグループの力関係や家族の日常、生態、行動について、近くで観察しながら学ぶことができます。毎日午前11時から開催され、ゴリラたちの過ごし方や群れでの役割分担、ミュニケーション方法について飼育員が詳しく説明します。特に、最年少の人気者アンジェラの行動について知ることができるトークが見どころです

【2024年】ロサンゼルス動物園のイベント情報

ロサンゼルス動物園では、定期的にさまざまな特別イベントが開催されています。ここでは2024年8月以降に開催されるイベントを紹介します。なお、イベントは終了している場合があります。事前に開催日をご確認ください。

ロアリング・ナイツ・アット・ザ・LAズー/Roaring Nights at the L.A. Zoo 2024

“ロアリング・ナイツ・アット・ザ・LAズー(Roaring Nights at the L.A. Zoo 2024)”は、夜に行われるイベントです。21歳以上の方のみ参加可能で、2024年のテーマは「80年代」。ライブ音楽やサイレントディスコ、ペイントパーティーなど、お酒を飲みながら楽しめる内容となっており、人気のカバーバンド「Flashback Heart Attack」も登場します。そのほかにも、動物たちの特別な餌やりショーや園内の散策も可能。料理やカクテルと共に夜の動物園を満喫できる絶好のイベントです。

入場料:一般$25
※ロサンゼルス動物園のメンバーシップ会員は$20
開催日:2024年9月14日(土曜日)午後6時〜午後10時
公式ウェブサイト:Roaring Nights at the L.A. Zoo 2024

ズーフライデーナイツ2024/Zoo Friday Nights 2024

8月の毎週金曜日、夕方に開催される家族向けのイベントです。このイベントでは、夕暮れ時の動物園を散策しながら、ライブ音楽、ダンスパーティー、ゲーム、教育プログラムなど、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。さらに、ペイントパーティーや人気のフードトラックもあるので、家族全員で楽しい時間を過ごせるでしょう。開催期間中には動物たちの夜間展示も行われるので、普段とは違った視点から動物を観察することもできます。

入場料:大人(12歳以上)$25/子供(2〜11歳)$20 ※会員は$15
開催日:2024年8月9日、16日、23日、30日(毎週金曜日の午後6時〜9時)
公式ウェブサイト:Zoo Friday Nights 2024

LA ワイルドィスト・ホリデー・トラディション/L.A.’s Wildest Holiday Tradition

ワイルドィスト・ホリデー・トラディションは、毎年恒例のホリデーシーズンに開催される人気イベントです。園内は煌めくイルミネーションで彩られ、幻想的な雰囲気の中で散策できます。さらに、サンタクロースとの記念撮影など、家族全員で楽しめるアクティビティも満載です。冬の動物園を一味違った形で楽しめるこのイベントは、ロサンゼルスのホリデーシーズンを象徴する存在となっています。

入場料:大人(13歳以上)$29/子供(2~12歳)$18/大人会員$23/子供会員$13
※曜日によって金額が異なります。
開催日:2024年11月15日(金曜日)〜2025年1月5日(日曜日)午後6時~午後10時
休業日:月・火曜日、感謝祭(11月28日)、クリスマスイブ、クリスマス
※12月3日、16日、17日、23日、30日、31日の月・火曜日は開催しています。
公式ウェブサイト:L.A. Zoo Lights: Animals Aglow

ロサンゼルス動物園の基本情報

施設名 ロサンゼルス動物園/Los Angeles Zoo and Botanical Gardens
所在地 5333 Zoo Drive, Los Angeles, CA 90027
入場料 大人(13歳~61歳)$22/シニア(62歳以上)$19/子供(2歳~12歳)$17/幼児(2歳以下)無料
営業時間 午前10時~午後5時(月~日曜日)
※最終入場は午後3時45分
定休日 クリスマス、感謝祭(11月の第4木曜日)
公式ウェブサイト Los Angeles Zoo

アクセス方法

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園へ向かうには、まず日本国内の主要国際空港(成田、羽田、関西国際空港)からロサンゼルス国際空港(LAX)への直行便を利用します。フライト時間は約10~12時間です。LAXからは、車でアクセスするのが最も簡単。ロサンゼルス動物園には、無料の駐車場が完備されています。
公共交通機関を利用する場合は、LAXから“フライアウェイバス(FlyAwayBus)”でユニオン駅に行きます。徒歩でセサル・チャベス駅へ向かい、メトロバス96に乗り換え、ロサンゼルス動物園駅で降車しましょう。駅からは徒歩約3分で到着します。

駐車場情報

Leonard's Bakery ロサンゼルス動物園に車で訪れた際は、グリフィスパークの北東にある無料駐車場を利用できます。スペースは広いですが、イベント開催日や休日、週末には混雑が予想されるため早めに到着した方が良いでしょう。また夕方の閉園時間は特に出口周辺が混むため、時間に余裕をもってスケジュールを組むことをおすすめします。

entry ESTA申請はこちら 出発の72時間前までにお願いします