ロサンゼルス自然史博物館の見どころを紹介 入場料やアクセスも解説
更新日:2024/10/09

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ロサンゼルス自然史博物館(The Natural History Museum of Los Angeles County)は、アメリカの西海岸エリアで最大規模を誇る自然史博物館です。館内は、ロサンゼルスの歴史や恐竜の化石、骨格標本、鉱石、動物の剥製、古代文明の工芸品コレクションなど、見どころが満載。さらに、実際に触れて学べる子供向けの体験型展示も多く、家族連れにも大人気です。訪れる前に博物館の基本情報や展示内容を確認し、さまざまな展示を効率良く見て回りましょう。
ロサンゼルス自然史博物館(Natural History Museum)とは?
ロサンゼルス自然史博物(Natural History Museum of Los Angeles County)は、1913年に開館した歴史ある博物館です。開館当初は、“歴史・科学・芸術博物館(The Museum of History, Science, and Art)”として誕生しましたが、1961年に自然史や歴史に特化した”ロサンゼルス郡歴史科学博物館(現在のロサンゼルス自然史博物館)”と、アートに特化した”ロサンゼルス郡美術館(LACMA)”に分割。増改築を繰り返しながら、アメリカ西部最大規模のコレクション数を誇る自然史博物館として、現在も進化し続けています。
博物館のコレクションは約3,500万点に及び、45億年の地球史を網羅した内容となっています。大理石の壁やドーム状の広場、柱廊を用いた円形の建物が特徴的で、本館はアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されています。なお、博物館を舞台とした映画「ナイトミュージアム」シリーズの1作目(2006年)のロケ地は、ロサンゼルス自然史博物館ではなく、ニューヨークにある“アメリカ自然史博物館”です。
ロサンゼルス自然史博物館の基本情報
施設名 | ロサンゼルス自然史博物館/Natural History Museum |
所在地 | 900 Exposition Blvd Los Angeles, CA 90007 |
入場料 | 大人$18/学生(13~17歳)$14/シニア(62歳以上)$14/子供(3~12歳)$7/幼児(2歳以下)と会員は無料 ※一部の特別展は一般入場券に加えてチケットが必要 |
営業時間 | 午前9時30分~午後5時(月~日曜日) |
休館日 | 毎月第1火曜日、年始、クリスマス、独立記念日(7月4日)、感謝祭(11月の第4木曜日) |
公式ウェブサイト | Natural History Museum |
ロサンゼルス自然史博物館の見どころ6つ

1.恐竜ホール/Dinosaur Hall

なかでも、ティラノサウルスの成長過程を学べる展示は圧巻。幼体、成体、老体の3形体が並べられているため、間近で観察しながらそれぞれの生態を比較するのも良いでしょう。また、階段を上った中2階から恐竜の展示を観察できるのもポイント。上から全体を眺めることで1つの個体としての存在が際立ち、その迫力をより肌で感じられます。
2.哺乳類の時代(動物の化石)/Age of Mammals

また恐竜ホールと同様に中2階に繋がっているので、上から巨大哺乳類の化石や骨格を観察できるのも見どころのひとつです。さらに、人類の生態や歴史についても展示されており、哺乳類の代表ともいえる人類の進化過程を辿ることができます。
3.宝石と鉱物のホール/Gem and Mineral Hall

なかでも、特に注目したいのは宝石の保管庫。ここには、ダイヤモンドをはじめサファイアやルビーといった宝石と原石が展示されています。9.5ct(カラット)のフォスフォフィライトはなかなか見られないため必見。宝石が放つオーラに包まれながら、自然の美しさを堪能してみましょう。
4.アフリカと北米のジオラマホール/African and North American Diorama Halls

5.ロサンゼルスの歴史/Becoming Los Angeles

6. ビジブル・ヴォルト(古代ラテンアメリカの工芸品)/Visible Vault

ロサンゼルス自然史博物館の体験型展示5つ

1.ネイチャーラボ/Nature Lab

2.ディノラボ/Dino Lab

3.ディスカバリーセンター/Discovery Center

4.自然庭園/Nature Gardens

そのほかにも、鳥や昆虫などの観察を楽しめるエリアや、フルーツや野菜を栽培するエリア“エディブルプラントセクション”もあり、リンゴ、イチゴ、サニーレタスが実る様子を間近で観察することができます。
5.鳥の館/Hall-of-Birds

日本からロサンゼルス自然史博物館へ行く方法

LAXから市内中心部へ移動する際、ライドシェア(UberやLyft)、タクシー、シャトルバス、レンタカーなどが利用できます。また交通公共機関を利用する場合は、FlyAwayバスでユニオン駅(Union Station)まで移動し、メトロAラインに乗車します。ヒストリック・ブロードウェイ駅(Historic Broadway Station)でメトロEラインに乗り換え、エクスポジションパーク/USC駅(Expo Park/USC Station)で下車。駅から徒歩約5分でロサンゼルス自然史博物館に到着します。
ロサンゼルス自然史博物館についてよくある質問

入場料金はいくら?事前予約は必要?
ロサンゼルス自然史博物館の入場料金は大人18ドル、子供7ドル、学生とシニア(62歳以上)は14ドルです。入場制限はなく、入口のチケット売り場で入場券が購入可能です。ただし日によっては混雑する場合があるため、事前予約が推奨されています。また、ロサンゼルス在住者は月曜~金曜日の午後3時~午後5時までは入場無料となっています。
駐車場はある?

博物館を見学するのに必要な時間は?
ロサンゼルス自然史博物館の見学には、平均2~4時間を見積もると良いでしょう。ただし展示内容が豊富で見どころもたくさんあるので、1か所ずつ見て回る場合は時間を要する可能性があります。そのため特に興味のある展示について事前に調べ、ゆっくり見られるように計画を立てておくのがおすすめです。
荷物は預けられる?
ロサンゼルス自然史博物館には、荷物を預けられるクロークやロッカールームは完備されていません。また荷物制限は特になく、入口でのセキュリティチェックも行っていません。ただし、大きなリュックや荷物の持ち込みは展示品を損傷させる恐れがあるのでなるべく避けましょう。なお飲食物は持ち込み自由ですが、館内や展示物を汚さないよう注意が必要です。
アメリカ渡航・入国にはESTA(エスタ)が必要です
日本国籍者がビザを取得せずにハワイを含むアメリカへ渡航する際は、ESTA(エスタ)の申請が必要です。ESTA(エスタ)はVWP(ビザ免除プログラム)参加国の市民のみ利用できる制度で、観光または出張目的で90日以内の米国滞在を希望する方が対象となります。また、ESTA(エスタ)は年齢を問わず必要となるため、家族やグループで渡航する際は事前に全員分の申請を済ませましょう。ESTA(エスタ)を統括するDHS(アメリカ国土安全保障省)は、少なくとも出発72時間前までに申請手続きを済ませて「渡航認証許可」を取得するよう推奨しています。