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ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港を運営するHDOT(ハワイ州運輸局)は、7月1日より駐車料金を値上げしました。6時間までの駐車料金は変更ありませんが、6~7時間は従来の19ドルから20ドルに。7~8時間はこれまでの料金から2ドル値上げされ、22ドルとなりました。料金の値上げに伴い、HDOTは駐車場の防犯カメラや施設内のインフラを刷新すると説明。今後は毎年7月1日に段階的な値上げを行い、2028年まで適用する料金設定を発表しました。
ダニエル・K・イノウエ国際空港における、今後の駐車場料金は以下の通りです。(表内の料金は翌年6月30日まで適用)
※バイクの駐車料金は2時間1ドル、1日最大5ドル(月額50ドル)
各駐車スペースの利用制限は最長30日で、料金の支払いは現金またはクレジットカードのみとなります。詳細はダニエル・K・イノウエ国際空港の駐車場ウェブサイトをご確認ください。
ホノルルの高架鉄道「スカイライン」 空港への乗り入れは2025年夏を予定
6月30日にオアフ島の東西を結ぶ高架鉄道“スカイライン(SkyLine)”の一部区間が開業し、7月4日までの無料乗車期間にはおよそ7万人の市民や観光客が利用しました。最終日の4日には1万8,000人以上が乗車しましたが、有料になった現在は1日あたり約1,500人の利用にとどまっています。
スカイラインの運賃は大人1回の乗車につき3ドルで、6~17歳の未成年者は1.5ドル、5歳以下の子どもは無料です。運行時間は平日の午前5時から午後7時まで、土日祝は午前8時から午後7時まで。運賃の支払いには“HOLOカード”を使用し、カードの代金は2ドルで別途3ドル以上のチャージが必要です。HOLOカードは各駅の券売機や、地元のコンビニエンスストア、TheBusの”パスオフィス(Pass Office)”にて販売しています。今回開通した区間はクアラカイ(イースト・カポレイ)からハラワ(アロハスタジアム)までの9駅(約17キロ)で、2025年夏にはレレパウア(ダニエル・K・イノウエ国際空港)を含む第2区間で運行を開始し、2031年にはクロロイア(ダウンタウン)を経由して終点のカリア(アラモアナ・センター)まで21駅(約32キロ)の全面開通を目指します。
6月30日に開通した区間と今後の延伸計画は以下の通りです。
2023年6月30日に開通した区間(第1区間)
- Kualaka‘I クアラカイ駅(イースト・カポレイ)
- Keone‘ae ケオネアエ駅(ハワイ大学ウエスト):路線バスのトランジットセンターが隣接し、ワイアナエ・コースト、カポレイ、エバビーチ方面へのバスに乗り換えが可能
- Honouliuli ホノウリウリ駅(ホオピリ)
- Hō‘ae‘ae ホーアエアエ駅(ウェスト・ロック):路線バスのトランジットセンターが隣接
- Pouhala ポウハラ駅(ワイパフ・トランジットセンター):ワイケレ、ミリラニ方面へのバスに乗り換えが可能
- Hālaulani ハーラウラニ駅(リーワード・コミュニティ・カレッジ)
- Waiawa ワイアヴァ駅(パールハイランズ):路線バスのトランジットセンターが隣接、ワヒアワ、ノースショア方面へのバスに乗り換えが可能
- Kalauao カラウアオ駅(パールリッジ):駅に隣接する商業施設と往来可能な連絡通路を整備
- Hālawa ハラワ駅(アロハスタジアム):路線バスのトランジットセンターが隣接
※1.クアラカイ駅(イーストカポレイ)から9.ハラワ駅(アロハスタジアム)までの乗車時間はおよそ21分です。
2025年夏に開通予定の区間(第2区間)
- Makalapa マカラパ駅(パールハーバー・ヒッカム統合基地)
- Lelepaua レレパウア駅(ダニエル・K・イノウエ国際空港):カリヒ、ソルトレイク方面へのバスに乗り換えが可能
- Āhua アフア駅(ラグーン・ドライブ)
- Kahauiki カハウイキ駅(ミドルストリート・トランジットセンター):路線バスのトランジットセンターと往来可能な連絡通路を整備し、スクール・ストリート、キング・ストリート方面へのバスに乗り換えが可能
2031年に開通予定の区間(第3区間)
- Mokauea モカウエア駅(カリヒ):カリヒカイ、ディリンガム通り方面へのバスに乗り換えが可能
- Niuhelewai カパラマ駅(ホノルル・コミュニティ・カレッジ):ディリンガム通り方面へのバスに乗り換えが可能
- Kūwili クーヴィリ駅(イウィレイ):ディリンガム通り方面へのバスに乗り換えが可能
- Hōlau ホラウ駅(チャイナタウン):キング・ストリート、ホテル・ストリート、ベレタニア・ストリート方面へのバスに乗り換えが可能
- Kuloloia クロロイア駅(ダウンタウン):カネオヘ、カイルア、ワイマナロ方面へのバスに乗り換えが可能
- Ka‘ākaukukui カアカウククイ駅(シビックセンター):カカアコ方面へのバスに乗り換えが可能
2031年以降に開通予定の区間(最終区間)
- Kūkuluae‘o クークルアエオ駅(カカアコ):カカアコ方面へのバスに乗り換えが可能
- Kālia カリア駅(アラモアナ・センター):ハワイ大学マノア校、ワイキキ方面、その他地域への路線バスに乗り換えが可能
※1.クアラカイ駅(イースト・カポレイ)から21.カリア駅(アラモアナ・センター)までの乗車時間は約40分となる見込みです。
レレパウア駅(ダニエル・K・イノウエ国際空港)の工事は順調に進み、空港のメインターミナルとインター・アイランドターミナルから駅ホームへの乗り入れが可能となります。また、HDOT(ハワイ州運輸局)は、第2区間の開通に伴い2025年に運行ダイヤの改定を示唆。「終日早朝から深夜まで運行し、今後空港を利用する市民や渡航者のアクセスはとても便利になるでしょう」と述べました。レレパウア駅(ダニエル・K・イノウエ国際空港)から終点のカリア駅(アラモアナ・センター)までの所用時間は、16分(約10キロ)となる見通しです。