ハワイアンジュエリーのおすすめブランド8選
更新日:2025/04/25
ハワイ王朝時代から伝わるハワイアンジュエリー。ハワイの自然をモチーフに、伝統的な手法で彫刻を施すジュエリーにはさまざまな意味が込められています。好きな素材や模様、メッセージなどを組み合わせたオジリナルを作ることも可能なので、贈り物としても最適です。この記事では、美しいハワイアンジュエリーの魅力とおすすめのブランドを紹介します。
ハワイアンジュエリーとは?特徴や魅力
ハワイアンジュエリーの歴史は150年以上前、ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニが統制していた時代に遡ります。イギリス王室と親交が深かったリリウオカラニ女王が、イギリスのアルバート王子の死に追悼の意を込めてバングルを作ったことが起源です。金のバングルに黒のエナメルで「HO’OMANAO’MAU(永遠なる想い)」と刻み、リリウオカラニ女王が生涯身に着けていたと言われています。この出来事をきっかけに、ハワイアンジュエリーは「想いを込めた特別なジュエリー」や「大切な人へ想いを込めて贈るジュエリー」として広く伝わるようになりました。なお、ハワイアンジュエリーは、正式には”ハワイアン・エアルーム・ジュエリー”と呼ばれます。”エアルーム”とは”家宝”を意味し、ハワイでは親から子へ代々受け継ぐ習慣があります。
イギリスのスタイルとハワイの文化が融合したハワイアンジュエリーは、ハワイの植物や海などの自然、動物をモチーフにしたデザインが一般的です。ハワイの自然には特別な力が宿っているとされ、身に着けることで災いから身を守り、幸福をもたらすと信じられています。また、日付やメッセージを刻んだオリジナルのジュエリーが作れることや、大切な人への想いを表現できるのも魅力です。現在はバングルのほか、リングやネックレス、ピアスなどファッション性やデザイン性の高いジュエリーが増え、さまざまなシーンで身に着けられるようになっています。
ハワイアンジュエリーのおすすめブランド8選
伝統的なハワイアンジュエリー専門店からモダンにアレンジしたブランドまで、おすすめの8店舗を紹介します。
ナ・ホク/Na Hoku

1924年に創業した“ナ・ホク(Na Hoku)”は、ハワイで最も古い歴史があるハワイアンジュエリーブランドです。ハワイでデザインし、熟練の職人が作るジュエリーの数々は、長年大事に身に付けたい特別なアイテムとなるでしょう。ブランド名は、ハワイ語で”星”を意味する”ナ・ホク”に由来しています。かつて、先住民となったポリネシア人がハワイへ辿り着くために星を読んだと言われており、星は太平洋を航海する中でなくてはならない道しるべでした。ハワイへの深い愛と伝統を重んじるブランド“ナ・ホク”のジュエリーには、身に付けることでハワイのライフスタイルを感じられるようにという想いが込められています。
ナ・ホクのジュエリーは、ハワイの植物や海、海の生物などをモチーフにしたエレガントな雰囲気のファインジュエリーです。ダイヤモンドを使用したコレクションもあり、特別な日の贈り物を探している方にもおすすめです。ハワイの店舗は、ワイキキ各地やアラモアナセンターのほか、ハワイ島、マウイ島にあります。さらに、アメリカ全土にも多数展開しているため観光の際に訪れやすいでしょう。
住所:226 Lewers St. Space L112, Level 1, Honolulu, HI 96815(ワイキキ・ビーチウォーク店)
営業時間:午前11時〜午後6時(水~日曜日)
定休日:月・火曜日
公式ウェブサイト:Na Hoku
マキシ/Maxi

1996年に創業した“マキシ(Maxi)”は、伝統とモダンを融合させたデザインが特徴的なブランドです。カジュアルで身に付けやすい新しいスタイルのハワイアンジュエリーを作り始めた先駆者的なブランドとして知られ、人気を誇っています。創業者の“ハワード・ミャオ”氏はデザイナー兼彫金師でもあり、ワイキキに工房を設けハンドメイドにこだわって作っています。ビクトリア様式のクラシックな雰囲気と繊細かつ大胆な彫刻を組み合わせたデザインは、ファション性が高く普段使いに最適です。形やデザイン、素材などを自由に選ぶことも可能なので、大切な人とペアで購入するのも良いでしょう。

マキシのジュエリーには、日本で人気のファッションモデル“ブレンダ”氏がデザインを手掛けるコラボレーションシリーズもあります。ハワイで生まれ育ち、日本で活躍する彼女のセンスが光るハワイアンジュエリーは、唯一無二のスタイル。飽きのこないシンプルかつ印象的なデザインは、毎日身に付けたい方や初めてハワイアンジュエリーを購入したい方におすすめです。
住所:2250 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815(ワイキキ・ショッピング・プラザ1階)
営業時間:午前10時〜午後8時(月〜土曜日)、午前11時〜午後7時(日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Maxi
コアナニ/Koa Nani
“コアナニ(Koa Nani)”は、荘重で優雅な美しさを兼ね備えたハワイアンジュエリーブランド。ハワイ語で”コア”は”勇気”、”ナニ”は”美”を意味します。ヨーロッパの文化やイギリス王室に影響を受けて誕生したジュエリーの歴史と、モダンなスタイルを組み合わせた重厚感のあるデザインが特徴です。店舗は、ハイアットリージェンシーワイキキの1階、カラカウア通り沿いに位置しています。
コアナニのオーダーメイドジュエリーは最高級の素材にこだわり、自社工場で手作りしています。ハワイで幸運を象徴するウミガメにインスパイアされた”ホヌコレクション”、”天国の花”を意味するプルメリアを彫刻した”プアラニコレクション”、”恋人”を意味する”クウイポコレクション”、ハワイの固有植物の花”ナウパカコレクション”など、異なる意味が込められたコレクションを多数展開。好きな宝石と組み合わせてオーダーメイドで注文できるウェディングリングもおすすめです。実際に商品を手に取ることで、その重厚感や他の素材との違いが実感できるでしょう。
住所:2424 Kalakaua Ave. Space 110 Honolulu, HI 96815
営業時間:午前10時〜午後9時(月~日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Koa Nani
No.8ジュエリー/No.8 Jewelry

“シェラトン・ワイキキ・ビーチリゾート(Sheraton Waikiki Beach Resort)”内に店舗を構える“No.8ジュエリー(No.8 Jewelry)”は、日本人経営のハワイアンジュエリーブランドです。ハワイに関する日本のガイドブックやテレビ番組で何度も紹介され、芸能人も多く訪れます。この店のハワイアンジュエリーはすべて一つずつ手で彫り、彫刻を施した一点物です。オーダーメイドも可能で素材や幅、デザインを選び、好きな言葉や日付を刻むことができます。また、天然石のネイティブアメリカンジュエリーを種類豊富に取り揃えているのもNo.8ジュエリーの魅力です。

日本人スタッフがいるため、プルメリアやホヌ(ウミガメ)、波など自然のモチーフに込められた意味や素材について質問しながらこだわりのデザインを施しましょう。ハネムーンのペアリングや、記念日、家族旅行のお土産にちなんでお揃いのデザインにする人も多く訪れます。週末以外であれば翌日仕上げも可能なため、短期の旅行でオリジナルを手に入れられるのも嬉しいポイントです。定番のリングやバングルのほかにも、ハワイで”幸運を釣り上げる”と言われる釣り針の形をモチーフにしたフィッシュフックのネックレスや、願いやお守りとしての意味が込められたネイティブアメリカンジュエリーも豊富。じっくり見比べて自分だけの特別な一品を見つけましょう。
住所:2255 Kalakaua Ave. space7, Honolulu, HI 96815
営業時間:午前10時〜午後9時(月~日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:No.8 Jewelry
ラキ・ハワイアン・デザイン/Laki Hawaiian Design

ハワイ語で”ラッキー”を意味する”ラキ・ハワイアン・デザイン(Laki Hawaiian Design)”は、カジュアルでリーズナブルな価格帯が魅力のハワイアンジュエリーブランドです。プルメリアやホヌ(ウミガメ)、イルカ、マイレリーフなど、ハワイを象徴するモチーフのチャームネックレスが種類豊富。気軽に身に付けやすいデザインが多いため、ハワイアンジュエリーを初めて購入する人やお土産に買いたい人にぴったりです。友達や家族とお揃いでお土産にするのも良いでしょう。店舗はロイヤル・ハワイアン・センターC館2階にあり、毎日午後9時まで営業しているのでディナー後の時間帯にも立ち寄れます。

ラキ・ハワイアン・デザインには、14Kゴールドの上質なジュエリーも揃っています。日本語を話せるスタッフが常駐しているので、気になることは質問しましょう。また、ハワイアンジュエリーだけでなく”キングベイベー(King Baby)”や”ソフィーアリ(Soffer Ari)”、パールが有名な”ミサキ(Misaki)”など、さまざまなブランドも取り扱っています。ハワイ旅行の思い出としてはもちろん、普段使いしたい方にもおすすめです。
住所:2201 Kalakaua Ave. Honolulu, HI 96815
営業時間:午前10時〜午後9時(月~日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Laki Hawaiian Design
アケラジュエリー/Akela Jewelry

ワイキキのメインストリート、カラカウア通り沿いに位置する“アケラジュエリー(Akela Jewelry)”。人気ホテル”シェラトン・プリンセス・カイウラニ(Sheraton Princess Kaiulani)”の近くに店舗を構えています。商品は主に高級感のあるジュエリーを取り扱っていますが、路面店で立ち寄りやすい雰囲気なので気軽に覗いてみましょう。

ダイヤモンドやチタン、コアウッドを使用したリングを中心に、クラシカルなデザインからカジュアルなデザインまで取り扱っています。リング専門店ですが、ハワイアンジュエリーのような彫り込みのデザインを施したアクセサリー類も取り揃えています。自分用のお土産としてだけでなく、特別な人への贈り物にも重宝するでしょう。カスタムオーダーも可能なので、ペアリングを作りたいときにもおすすめです。オンラインで購入も可能ですが、店舗で実際に手に取り、素材の色味や重厚感など確かめてから決めるのも良いでしょう。
住所:2346 Kalākaua Ave. Honolulu, HI 96815
営業時間:午前9時〜午後10時(月~土曜日)、午前9時〜午後9時(日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Akela
アラメア/Alamea

”アラメア(Alamea)”はハワイ語で”プレシャス”を意味し、ハワイの自然にインスピレーションを受けたジュエリーを販売しています。ハワイアンジュエリーブランド”コアナニ”の姉妹ブランドで、カジュアルなデザインからダイヤやパールを使用した高級感のあるデザインまで幅広く取り揃えています。場所は“ハイアット リージェンシー ワイキキ リゾート アンド スパ(Hyatt Regency Waikiki Beach Resort & Spa)”1階、ワイキキビーチ目の前のカラカウア通り沿いにあります。コアナニの商品もあるので、雰囲気の異なる商品を見比べてお気に入りを見つけましょう。

特にハワイ固有のコアウッドや天然石のラリマーを使用したジュエリーが多く、王道の彫刻を施したジュエリーとは異なるエレガントな雰囲気のデザインを好む方におすすめです。ラリマーはカリブ海でしか採れないと言われる希少な天然石で、ハワイの空や海を彷彿とさせる美しいブルーが特徴です。”愛と平和”を象徴する石であるラリマーは世界三大ヒーリングストーンのひとつとされ、身につけると安らぎや調和の波動で満たされると言われています。ハワイの自然をモチーフにしたオリジナルデザインは、旅の記念としても最適です。
住所:2424 Kalakaua Ave. Space 110 Honolulu, HI 96815
営業時間:午前8時30分〜午後10時30分(月~日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Alamea
マウイ・ダイバーズ・ジュエリー/Maui Divers Jewelry

1959年創業の“マウイ・ダイバーズ・ジュエリー(Maui Divers Jewelry)”は、ハワイ最大規模のハワイアンジュエリーブランドです。ホノルルに”デザインセンター”と呼ばれる自社工場があり、デザインからワックスパターンの製作、素材の加工、形成まですべての工程を行なっています。事前にオンラインでデザインセンターのプライベートツアーを予約すると、職人たちの作業工程を見学したりジュエリーの専門家に詳細を聞きながらショッピングを楽しめます。デザインセンターはアラモアナセンターから徒歩15分ほどのアラモアナ地区にあります。ワイキキで気軽に商品を見に行くなら、インターナショナルマーケットプレイス内の店舗の利用が便利です。

マウイ・ダイバーズ・ジュエリーでは、ハワイの植物や海をテーマにした伝統的な手彫りのハワイアンジュエリーなどが販売されています。中でもハイビスカスやプルメリア、パイナップル、波、ウミガメなどをモチーフにしたデザインが特に人気です。また、ハワイらしいデザインに高品質のパールやダイヤを組み合わせたエレガントなアイテムも揃っています。各製造工程に精通した職人たちが手掛けるメイドインハワイのジュエリーが手に入るでしょう。
住所:2330 Kalakaua Ave. Honolulu, HI 96815(インターナショナルマーケットプレイス1階)
営業時間:午前10時〜午後9時(月~日曜日)
定休日:なし
公式インスタグラム:Maui Divers Jewelry
ハワイアンジュエリーでおすすめのモチーフと意味
ハワイアンジュエリーは、ハワイの自然をモチーフにしたデザインが一般的です。なかでも人気のモチーフには、幸運や平和をもたらす海の守り神とされるホヌ(ウミガメ)、寄せては返す様子が”途切れることのない愛”を意味する波、葉が互いに寄り添う形で成長する姿が”永遠の絆”を意味するマイレリーフ、魅力を高め魔除けの効果もあるとされる香り高いプルメリアなどがあります。
ハワイの自然をモチーフにする理由は、古代ハワイから伝わる信仰に由来しています。古代ハワイでは森羅万象に神が宿るとされ、動物や魚、海、川、植物、石など地球上のすべてを神聖なものとして大切にしていました。「食料となる魚は必要な量だけ獲る」や「木を切ったら苗木を植える」など、自然に感謝し循環させる生活を送っていたと言われています。
また、宗教概念のひとつに”アウマクア”があります。アウマクアは”家族神”または”先祖神”のことで、亡くなった家族が神となって子孫を見守っているという考え方です。先祖の霊がサメやフクロウ、トカゲなどの動物や植物に姿を変えて現れると信じられています。それぞれの家族にアウマクアがあり、大切にされています。アウマクアのモチーフや、家族へのメッセージを込めてハワイ語を刻むデザインもハワイアンジュエリーの特徴です。
ハワイアンジュエリーに関するよくある質問
ハワイアンジュエリーが人気の理由や使用される素材と種類について紹介します。ジュエリーを選ぶ際の参考にしましょう。
ハワイアンジュエリーの一般的な素材は何?
一般的には14Kの金が採用されています。14Kの硬度は3.5〜4でプラチナに近い硬さです。18Kや24Kに比べると硬いため、彫刻のデザインを最も美しく表現するのに最適な硬度と言われています。14Kに含まれる金の純度は60%、18Kは75%が純金で25%が割金になります。14Kの割金の割合は40%と比較的に多いため、耐久力が高く傷や変形に強いと言われています。また、金は純度が高いほど高額になるため、14Kは比較的購入しやすい価格であることも魅力でしょう。
ハワイアンジュエリーにはどんな色がある?
ハワイアンジュエリーはイエローゴールドをはじめ、ホワイトゴールド、ピンクゴールド(ローズゴールド)、グリーンゴールドなどが一般的です。ただし、ハワイアンジュエリーで一般的に使われる14Kの金は、約60%が純金で残りの約40%は割金を含有しています。割金には銀や銅、パラジウムなどが配合されることで色が変化します。またブランドによって配合が異なるため、割合で色味が異なります。そのため、同じデザインでも色味によって見栄えが異なり選択肢が多いのも魅力。例えばピンクゴールドには銀と銅が含まれており、銅の比率が高くなると赤みが増し、ピンク色の輝きとなります。
ハワイアンジュエリーが人気の理由
ハワイアンジュエリーは女性だけでなく男性も身に付けやすいのが特徴です。伝統的なハワイアンジュエリーを現代的なスタイルにアレンジしたデザインも多いため、ファッション性の高さが人気の理由のひとつでしょう。デザインに意味があるため、贈り物としても最適です。価格帯も幅広く、結婚指輪や誕生日など記念日のプレゼント、旅行のお土産などさまざまなシーンで購入されています。
アメリカ渡航・入国にはESTA(エスタ)が必要です
日本国籍者がビザを取得せずにハワイを含むアメリカへ渡航する際は、ESTA(エスタ)の申請が必要です。ESTA(エスタ)はVWP(ビザ免除プログラム)参加国の市民のみ利用できる制度で、観光または出張目的で90日以内の米国滞在を希望する方が対象となります。また、ESTA(エスタ)は年齢を問わず必要となるため、家族やグループで渡航する際は事前に全員分の申請を済ませましょう。ESTA(エスタ)を統括するDHS(アメリカ国土安全保障省)は、少なくとも出発72時間前までに申請手続きを済ませて「渡航認証許可」を取得するよう推奨しています。