ホノルル観光の人気スポット9選 定番から穴場まで徹底紹介
更新日:2025/08/30

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ハワイ観光の玄関口であるホノルルは、世界各地や日本の主要都市を結ぶ直行便が行き交い連日多くの観光客を迎え入れています。世界有数のリゾート地ワイキキをはじめ、ホノルルに点在する多くのビーチは訪れる旅行者を魅了して止みません。また、緑豊かなハイキングトレイルや歴史的な建造物、都市開発に伴う新しいお店など訪れるべきスポットが盛りだくさん。ここではホノルルの定番から穴場まで網羅する厳選スポットを紹介します。
ホノルルとは
ホノルルはオアフ島の南東に位置するハワイ州の州都です。人口は約35万人で、面積は177.2平方キロメートル。西側のパール・ハーバー付近から東側のマカプウ周辺までの範囲と、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧:ホノルル国際空港)、ダウンタウンやワイキキを含みます。政治や経済の中心地でもあり、ハワイ観光の玄関口として州のなかで最も賑わう場所です。日本の主要都市とホノルルを結ぶ直行便が運行しているため、連日多くの旅行者が訪れています。オアフ島では複数の地域で都市開発が進んでいますが、なかでもホノルルには新しいコンドミニアムや商業施設が集中しています。カカアコには高層コンドミニアムが次々と建ち並び、ワイキキではホテルのリニューアルや新しいスーパーマーケットが完成するなど変革していく様子を見られるのが特徴です。一方で、緑豊かで長閑な景色を見ることができるのもホノルルならでは。都会と自然の両方が隣り合わせにあり、どちらの良さも感じることができます。
ホノルルの特徴
ハワイ州最大の街
ハワイ諸島のなかで最も人口が多いオアフ島、その中心にあるのが州都ホノルルです。太平洋の中央に位置することから交通の要衝として栄え、アメリカ海軍の軍事拠点が置かれています。政治や経済、観光業が発展していくホノルルでは近年急速に新しい住宅や街づくりプロジェクトが進行し、環境やサステナビリティの分野でも州レベルの取り組みが行われています。なかでも、再生可能エネルギーの割合を2045年までに100%の達成を目標とする「ハワイ・クリーンエネルギー・イニシアチブ(Hawaii Clean Energy Initiative)」はプロジェクトの一例です。
街と自然が融合するエリア
オアフ島の南東部に広がるホノルルは歴史的建造物やオフィスビルが立ち並ぶダウンタウン、高層コンドミニアムが集まるカカアコやアラモアナ、ビーチリゾートのワイキキやカハラ、緑豊かなマノアなど都会と自然が融合するエリアです。多くの地元住民は、市街地で働きながら日常的にサーフィンやアウトリガーカヌー、ハイキングなどを楽しんで暮らしています。最新の商業施設やホテルが連なる華やかな観光スポットから約10分車で走れば、ノスタルジックな雰囲気が残る町並みが見られるでしょう。
メイン観光地のワイキキビーチ
ホノルルには国際空港があり、年間を通して大勢の旅行者を迎え入れています。観光客が最も集う世界的に有名なリゾートエリア“ワイキキ”の海には、初心者でも楽しめるサーフスポットが集まっています。サーフィンの発祥については諸説ありますが、世界に広めたとされる人物としてオアフ島出身の”デューク・カハナモク”が有名です。”デューク・カハナモク”は、ハワイ初のオリンピック選手として競泳種目で金メダルに輝きました。また、ワイキキビーチで観光客にサーフィンやカヌーを教えたビーチボーイズの創始者の一人と言われています。ワイキキビーチにある彼の銅像は、アイコン的存在として記念撮影をする人々が絶えません。ワイキキでは現在もビーチボーイズが海の安全を守り、サーフィンを教える活動を行っています。
日本語対応で安心
ワイキキの主なホテルでは日本語のゲストサービスが設置されています。また、レストランやガイドツアーでも日本語対応のサービスが多く提供されているため、英語が話せない方も安心して旅行を楽しむことができるでしょう。旅行中に体調が悪くなった場合でも、ワイキキには日本語対応の病院があるので安心です。もしもの際はスタッフ全員が日本人の「聖ルカクリニック」や「ワイキキ緊急医療クリニック」、もしくは予約不要で日本語通訳サービスのある「ストラウブ・ドクター・オン・コール・シェラトン・ワイキキ・ホテル」に問い合わせましょう。
進む都市開発
旅行でワイキキを訪れるとホテルのリニューアルやスーパーマーケットの新設など急速な変化に驚きますが、ホノルルの都市開発で近年発展が著しい地域がカカアコ地区です。倉庫街だった場所に次々とモダンな高層コンドミニアムが建設された影響で賑わいを増していきました。カカアコの開発は住居自体が増加しているのではなく、公園やショップ、レストランを含めた地区全体の環境が新しくなっています。今までは見受けられなかったコンドミニアムのライフスタイルが形成され、進化を続けています。また、ホノルル中心地の交通渋滞緩和を目的とするハワイ初の鉄道「スカイライン」が、2023年6月30日に一部開通しました。プロジェクトの第一弾として、イースト・カポレイ駅からハラヴァ駅(アロハスタジアム)までの9駅を結ぶ区間が運行しています。今後は2025年、2031年と段階的に区間を伸ばし、最終的にはオアフ島西部のカポレイ地区からホノルル中心のアラモアナまでを計画しています。その区間にあるダニエル・K・イノウエ国際空港を経由して約20マイル(約32km)21駅を、42分で結ぶ予定です(最後の2駅は計画段階)。
ホノルルでショッピングを楽しめる観光スポット
アラモアナセンター / Ala Moana Center

営業時間:午前10時~午後8時(月~日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Ala Moana Center
ロイヤル・ハワイアン・センター / Royal Hawaiian Center

営業時間:午前10時~午後9時(月~日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Royal Hawaiian Center
ホールフーズ・マーケット / Whole Foods Market

営業時間:午前7時~午後10時(月~日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Whole Foods Market
ホノルルで自然を楽しめる観光スポット
ワイキキビーチ / Waikiki Beach

アラモアナ・ビーチパーク / Ala Moana Beach Park

ダイヤモンドヘッド/Diamond Head

※カハラ・トンネルの落石対策工事が完了するまで、営業時間や定休日が変動します。最新情報は公式ウェブサイト(予約ページ)をご確認下さい。
入場料:1人$5/駐車料金$10 ※3歳以下の子供は無料
営業時間:午前6時~午後6時(月~日曜日)
※最終入場は午後4時でゲートは午後6時に閉まります
定休日:年始、クリスマス
公式ウェブサイト:Diamond Head State Monument
ホノルルで歴史を味わえる観光スポット
イオラニ宮殿 / Iolani Palace

入場料:無料
※ツアーにより料金は異なります。最新情報は公式ウェブサイトよりご確認ください。
営業時間:午前9時~午後4時(火~土曜日)
休館日:日・月曜日、祝日
公式ウェブサイト:Iolani Palace
シャングリラ / Shangri la

入場料:一般$25 ※8歳以上のお子様のみ参加可能
営業時間:午前9時、午前11時、午後1時、午後3時(木~土曜日)※所要時間75分
休館日:ホノルル美術館(HoMA)は年始、独立記念日(7月4日)、感謝祭(11月の第4木曜日)、クリスマス
公式ウェブサイト:Shangri la
ホノルル市庁舎 / Honolulu Hale

ホノルル市庁舎、またの名を「ホノルル・ハレ」と言います。「ハレ」はハワイ語で「家」や「集う場所」を意味し、アメリカの国家歴史登録財に指定されています。イタリア風のスペイン植民地リバイバル建築様式が用いれられ、1928年に完成。屋内にはホノルル市郡長室およびホノルル市郡議会があります。毎年12月上旬からはクリスマスのイルミネーションが施される「ホノルル・シティライツ」で盛り上がります。裸足でアロハポーズをする巨大なサンタクロースとムームーを着た夫人、クリスマスツリー、ハワイ語でメリークリスマスを意味する”Mele Kalikimaka(メレ・カリキマカ)”の装飾が人気の撮影スポットです。ここは、12月に開催されるホノルルマラソンのコースにもなっているので、参加したことがある方は見覚えがあるかもしれません。この時期はトロリーでクリスマスソングを聴きながら、ホノルル・シティライツを観に行くツアーも催行されます。
入場料:無料
営業時間:午前7時45分~午後4時30分(月~金曜日)
休館日:土・日曜日
公式ウェブサイト:Honolulu Hale
ホノルル観光の2泊3日モデルプラン
ホノルルは自然豊かな歴史あるスポットに、新しい観光地が次々と登場しているエリアです。ここからは、ホノルルで過ごす3日間のモデルプランを紹介します。1日目は自然、2日目はアート、3日目はヘルシー&トレンドというテーマで、さまざまなジャンルを網羅できる楽しみ方がこちらです。
ホノルル観光1日目

日本からホノルルに到着する航空便の時間帯は主に午前になります。着陸直前に窓から見えるオアフ島の雄大な山と真っ青な海が絶景なので、往路は窓側席を選択するのがおすすめです。
まずはトロリーを利用してカカアコのホールフーズ・マーケットへ行き、お土産の下調べをしながらデリコーナーでランチとスナックを調達しましょう。デリならサラダやお肉、魚など種類が豊富で好きなだけ選べるため、ピクニックへ行く場合も最適です。続けて徒歩でアラモアナ・ビーチ・パークへ向かい、海水浴や芝生で辺りが鮮やかに染まる日没時までのんびり過ごせば、身も心も和らいで極上のデトックスを体験できます。このように到着日はハワイの自然をテーマに、程よくアクティブに過ごした後は早めの就寝を心掛けましょう。
ホノルル観光2日目

2日目のテーマはアートと出会いましょう。忙しい日々から開放されるバケーション中は、インスピレーションを感じられるものに積極的に触れてインプットできる最高のチャンスです。歴史あるシャングリラの邸宅では、ここでしか観られないイスラム美術とハワイの自然が融合した芸術を鑑賞できます。シャングリラへはホノルル美術館が主催するツアーへの参加申し込みが必須なため、移動はホノルル美術館から送迎シャトルバスになります。
12:00〜
ランチはホノルル美術館内にある人気の“ホノルル美術館カフェ”(通称:HoMAカフェ)を予約しておきましょう。白と茶色を貴重とした美しい建物と、優しい自然光に包まれるオープンエアの雰囲気は独特の世界観があります。地元の食材を使ったサラダやサンドイッチでヘルシーにお腹を満たせば、エネルギーチャージもバッチリです。
15:00〜
午後からはウォールアート街のカカアコエリアに移動して、新しいアートに触れてみましょう。“ソルト・アット・アワ・カカアコ“でショッピングをしたり、倉庫を改装したクラフトビールのブリュワリー“ホノルル・ビアワークス”で地ビールを飲んでカカアコを存分に楽しみます。
20:30〜
一旦ホテルに戻り休憩したらドレスアップをして身支度を整えます。ワイキキで創業100年以上を誇る格式高いホテル、ハレクラニへ向かいましょう。ホテル内にある“ルワーズ・ラウンジ”は、重厚感溢れる大人の雰囲気たっぷりのバーです。火〜土曜日の午後8時30分からは、ジャズのライブパフォーマンスが行われています。アートな1日をクラシックな音楽とカクテルで締めくくりましょう。
ホノルル観光3日目

3日目はヘルシー&トレンドがテーマ。ハワイでは屋外で多くのヨガレッスンが行われています。澄んだ空気を吸うことで体が目覚める朝のヨガは特におすすめです。ロイヤルハワイアンホテルの中庭で毎日午前8時15分~午前9時に行われるカパリリハワイ主催のモーニングヨガに参加してみてはいかがでしょう。王族避暑地の由緒ある場所で体験する朝のヨガは特別な体験となります。
9:30〜
ワイキキのルワーズ通りにオープンした4店舗目となる“ナル・ヘルスバー&カフェ”の新店舗で、アサイーボウルを食べましょう。看板メニューのナルボウルはブラジル産のオーガニックなアサイーを使用して、バナナやストロベリー、ビーポーレンなどがトッピングされています。フレッシュなサラダが付いたサンドイッチも人気なので、シェアして楽しむのもおすすめです。
12:00〜
ランチは2023年春にリブライディングされた、ワイキキのブティックホテル“ウェイファインダー・ワイキキ”へ。ホテル内にオープンした“レッドフィッシュ・ワイキキ”で食事をしましょう。新鮮な地元産マグロを使用した“ポケボウル”は、ローカルにも大人気です。ホノルルのデザイン会社ヴァンガードセオリーが手掛けたホテルの内装は、1950年代のレトロな雰囲気とハワイのインスピレーションが融合したデザインになっています。
16:30〜
ワイキキのクヒオ通りに、2023年1月にオープンしたスーパーマーケット“ワイキキ・マーケット”へ。1階には“ピコ・キッチン+バー”というレストランがあります。ハワイ語で仕事終わりを意味する「パウハナ」をコンセプトに、アジアンテイストにインスパイアされたお酒に合う料理が味わえます。午後2時〜午後6時まではハッピーアワー、夕方からはライブ演奏を行なっています。早めの時間から乾杯して、ロコ気分でパウハナの雰囲気を楽しみましょう。
都会と自然を併せ持つ魅力的な都市、ホノルル
ビーチリゾートの印象が強いハワイですが、ホノルルにはそれ以外の楽しみ方も数多くあります。小さな島のノスタルジーと進化し続ける都会的な要素を併せ持つ、何度訪れても飽きない見どころがリピーター率の高さを誇る理由のひとつです。観光地として人気の華やかなスポットの背景には、歴史と文化が存在し奥深い魅力が人々を惹き付けてやみません。定番と穴場、最新スポットもくまなくチェックして充実したハワイ旅行を楽しみましょう。
アメリカ渡航・入国にはESTA(エスタ)が必要です
日本国籍者がビザを取得せずにハワイを含むアメリカへ渡航する際は、ESTA(エスタ)の申請が必要です。ESTA(エスタ)はVWP(ビザ免除プログラム)参加国の市民のみ利用できる制度で、観光または出張目的で90日以内の米国滞在を希望する方が対象となります。また、ESTA(エスタ)は年齢を問わず必要となるため、家族やグループで渡航する際は事前に全員分の申請を済ませましょう。ESTA(エスタ)を統括するDHS(アメリカ国土安全保障省)は、少なくとも出発72時間前までに申請手続きを済ませて「渡航認証許可」を取得するよう推奨しています。