マノアの滝の見どころは?特徴、行き方、注意点を紹介
更新日:2024/10/09
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“マノアの滝(マノア・フォールズ・トレイル)“は、オアフ島の人気トレッキングコースです。生い茂る緑の中にある落差約45~50mの滝壺(マノア滝)を目指して進むこのコースは、約2年にわたる修繕工事を経て2021年6月に再オープンしました。整備された道は広く歩きやすくなり、初心者でも気軽に楽しめます。ゴール地点の景観だけでなく、道中の植物の美しさや自然の雄大さを感じながらトレイルを楽しみましょう。
マノアの滝(Manoa Falls)とは
オアフ島ホノルル・コオラウ山脈の麓に位置する“マノア渓谷”は、自然豊かで緑が美しい場所として知られています。この渓谷の奥にある”マノアの滝(Manoa Falls)“は、白糸のように流れ落ちる幻想的な滝を眺められる人気観光スポット。マノアの滝を訪れるには、 “マノア・フォールズ・トレイル(Manoa Falls Trail)“のコースを進みましょう。このトレッキングコースは住宅地に隣接しており整備された道が続くため、初心者でも比較的挑戦しやすいのが特徴です。なお、所要時間は片道約30〜45分。緩やかな傾斜で道幅が広く、小さな子供連れの家族も多く見られます。
ここは古代ハワイアンが狩猟や水浴び、植物や木を集めるために訪れていた場所でした。集めた木材はカヌーの資材、樹皮はサンダル、樹液は整腸剤に利用したと言われています。トレイルの道中は、バニヤンツリーの根で形成されたアーチをはじめ、シダや苔、竹林などが生育しており、古代から守られ続けているハワイの大自然を満喫するのも楽しいでしょう。なお、開けた渓谷美を望めるこの場所は、映画「ジュラシック・ワールド(2015年)」の撮影地としても有名です。
マノアの滝の特徴
マノア・フォールズ・トレイルのゴール地点は、落差約45~50mを誇るマノアの滝です。日によって水かさが異なり、降水量が多いほど流れる水の勢いが強くなります。夏の乾季(5月~11月)は水量が少なく線の細い滝ですが、冬の雨季(12月〜4月)は太い水幅が勢いよく滝壺に落ちる様子が見られるでしょう。なお、現在は展望スポットから水場に近づくことは禁止されています。
マノアの滝への行き方
ワイキキからマノアの滝へは、車のほかバスで訪れることも可能です。ここでは、それぞれの行き方を紹介します。
マノアの滝へバスでの行き方
ワイキキから”ザ・バス(The Bus)”を利用してマノアの滝へ行くには、13番から5番に乗り換えましょう。ワイキキのクヒオ通り沿いのバス停で13番(LILIHA行き)に乗車し、カピオラニ通り+カヘカ通り(Kapiolani Blv.+Kaheka St.)のバス停で降車します。所要時間は30分程度。バス停名の”ドン・キホーテ”と聞こえたら降りる準備をします。
バス停の場所は、降車場所からカピオラニ通りをわたったマフコナ通り+カピオラニ通り(バス停番号#848: Mahukona St.+Kapiolani Blv.)にあります。そこから5番(MANOA VALLEY行き)のバスに乗車しましょう。 約25分後、マノア通り+クムオネ通り(バス停番号#3266: Manoa Rd.+Opp Kumuone St.)で降車します。 降車してからマノア・フォールズ・トレイルまでは徒歩約15分です。マノア通りを山側に進むと駐車場が見えてきます。5番は1時間に1本程度の運行頻度のため、予め時間を確認してから行動しましょう。
マノアの滝へ車での行き方
ワイキキからマノアの滝まで車で約30分です。道順はまずアラワイ通りからカラカウア通りを右折し、キング通りで右折します。右折したらすぐに左車線へ移動し、プナホウ通りを左折しましょう。そのまま道なりに進むと、マノア通りへ繋がります。途中”イースト・マノア通り”との分かれ道がありますがそこでは曲がらず、進行方向左手のマノア通りまで行きましょう。マノア通りを山側へ直進し、しばらくするとマノア・フォールズ・トレイルの駐車場が見えてきます。 マノア・フォールズ・トレイルには専用の有料駐車場があり、1台7ドル(ハワイ州在住者とハワイ在住者と米軍関係者は身分証明の提示により4ドル)で駐車可能です。駐車場手前にパラソルを立てた料金所があるので、そこで支払いを済ませてから駐車場へ進みましょう。なお、駐車場の利用可能時間は午前8時〜午後6時です。 1日約700〜1,000人が訪れる人気トレイルのため、週末は特に駐車場が混んでいます。空いている時間帯を狙うなら早朝がおすすめです。
マノアの滝に行く時の注意点
コオラウ山脈の麓に位置する“マノア・フォールズ・トレイル”は、熱帯雨林気候に属するため雨が多いコースとなっています。快適にハイキングを楽しむため、事前にしっかりと準備をしましょう。
歩きやすいスニーカーを準備する
初心者にもおすすめのマノア・フォールズ・トレイルですが、足場の悪い箇所が点在しているため注意が必要です。雨が多いエリアなので水溜りが多く滑りやすい場所もあるため、履き慣れたスニーカーで挑みましょう。サンダルを持参すれば、スニーカーが濡れたり泥で汚れた場合も履き替えて帰ることができて便利です。
虫除けスプレーを持参する
湿気の多いマノア・フォールズ・トレイルでは、蚊が大量発生することがあります。ハイキングの前には、足首や襟元などまで入念に虫除けスプレーをかけましょう。虫除けスプレーは“ロングス・ドラッグ”や“ウォルマート”、“ABCストア”などで購入可能です。紫外線対策も兼ねる場合は、フルレングスのレギンスや速乾性の高いUVカットの長袖トップスの着用がおすすめです。
雨具を持参する
基本的に、雨が強く降る日のハイキングはおすすめしません。トレイルは整備されていますが、雨の影響で足元が滑りやすくなり落石の危険もあります。また、降水量が多い日の翌日も避けましょう。天気予報が晴れや曇りの日でも小雨が頻繁に降るため、雨具があると便利です。常夏のハワイでも雨季の冬は肌寒く、雨に濡れるとさらに冷えます。訪れる際はウィンドブレーカーなどを持参すると良いでしょう。
マノアの滝の見どころ
マノア・フォールズ・トレイルは短いコースに見どころが凝縮しています。ここでは絶景ビューポイントをはじめ、知っておくとトレイルがより楽しくなる豆知識を紹介します。