ハワイでタクシーを利用する際の流れと料金目安について
更新日:2024/10/09
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ハワイ観光の移動には、タクシーがおすすめです。数ある交通手段の中でも、タクシーは効率的かつ快適に移動できるのが魅力。特に、空港とワイキキ間、市内の単距離移動はタクシーを利用すると良いでしょう。この記事では、ハワイでタクシーを利用する流れや料金目安、おすすめのタクシー会社などを紹介します。
ハワイの移動手段はタクシーがおすすめ
ハワイの移動手段はタクシーが便利です。特にホノルルは主要観光地が集まっており、スポット間の移動が短距離で済む場合が多いため、タクシーが効率的。タクシーは、ルートや停留所が固定されている公共交通機関“ザ・バス(The Bus)”やトロリーとは異なり、目的地まで自由にアクセスできるのが魅力です。また、荷物の量を気にする必要もないため、空港からスーツケースを持ってホテルへ向かう際やお土産の購入などで手荷物が増えてしまった際も快適に移動できます。なお、タクシーのような商用車はチャイルドシートの着用が不要。そのため、小さな子供連れ(0歳~10歳)のハワイ観光にもおすすめです。
タクシーと似た移動手段として、自動車(個人タクシー)で目的地まで行ける“Uber(ウーバー)”や“Lyft(リフト)”、“ホロホロ(holoholo)”のようなライドシェア(配車サービス)があります。これらのサービスは、アプリで簡単に配車が完了し、タクシーよりも料金がリーズナブルな場合が多いことから、需要が高まっている移動手段のひとつと言えます。ただし、事前ダウンロードとアカウントを作成し、利用する際にはインターネット接続が必要などの制限があるため、状況に応じてタクシーと配車サービスを使い分けると良いでしょう。
ハワイでのタクシー利用方法
ハワイでタクシーを利用する際は、自分で予約をするかタクシー乗り場で見つける方法が一般的です。ここでは、タクシーを手配する方法や、タクシー乗車から降車までの流れを解説します。日本とは異なる点が多いため、事前に確認しておきましょう。タクシーの予約方法や見つけ方
ハワイは日本と異なり、道路を走って営業している“流しのタクシー”は多くありません。そのため、自分でタクシー会社に電話して手配するかタクシー会社の公式HPから予約する、またホテルならフロントで手配してもらうと確実。レストランでは会計時にタクシーを呼んでもらうとスムーズです。なお、ホテルやレストランでタクシーを呼んでもらう場合、手配してくれるスタッフにチップ(2~3ドル程度)を渡しましょう。
そのほかには、“アラモアナセンター”のような人気ショッピングセンターや“ドン・キホーテ”などの大型スーパーマーケット、駅、空港などのタクシー乗り場から乗車する方法(付け待ちのタクシー)もあります。また、“ダニエル・K・イノウエ国際空港”や“エリソン・オニヅカ・コナ国際空港”からは、定額制の送迎サービスも利用可能です。4人以上乗車する場合は大型車をリクエストできるなど、タクシー会社ごとにサービスも異なるため事前に確認・予約しておくと良いでしょう。
タクシー乗車後の流れ
上記で、タクシーの予約方法や見つけ方を解説しました。ここからは、タクシーが到着・乗車後から目的地で支払いを完了させるまでの流れの一例を紹介します。チップを渡すタイミングなども事前に確認しておきましょう。
1:予約したタクシーが到着、またはタクシー乗り場で空車のタクシーを見つける
ハワイのタクシーは日本のタクシーと異なり自動ドアではありません。自分で開けて乗車しましょう。
2:大きな荷物はドライバーにトランクに入れてもらう
荷物の積み込みには超過料金がかかる場合があります。また、乗車運賃に加えて荷物に対するチップも渡す必要があります。
3:乗車して行き先を伝える
乗車後はメーターのボタンが押されて作動しているか、顔写真付きの営業許可証が提示されているかを確認しましょう。
4:到着後に料金とチップを支払い、降りる
クレジットカードが使えない場合や、使用時に手数料が発生する場合があります。万が一に備えて現金を所持しておくと安心です。チップの相場は15〜18%程度。トランクに荷物を預けている場合は、受け取った後にチップを渡すとスマートです。
ハワイのタクシー料金の目安
ホノルルのタクシー料金は、基本的に日本と同様にメーター料金制です(一部の定額料金サービスを除く)。ホノルル郡の規制によって上限が決められており、その範囲内でタクシー会社ごとに料金設定が設けられています。走行距離と料金の目安
走行距離 | 料金 |
---|---|
初乗り運賃(約200m) | 約$4.38 |
初乗り運賃(約200m)以降、200mごとの運賃 | 約$0.56 |
待機料金45秒 | 約$0.56 |
荷物(サイズ・重さ)の料金目安
荷物のサイズ | 荷物 (例) | 料金 |
---|---|---|
1.小型の手荷物、小包、物品 (25ポンド未満、4立方フィート未満) ※折りたたみ式車椅子を含む |
ハンドバッグ ブリーフケース 航空会社のハンドバッグ カメラ 食料品バッグ など |
無料 |
2.通常の手荷物、小包、物品 | ボストンバッグ スーツケース ストローラー クーラーボックス など |
約$0.75 |
3.特大または重量手荷物、小包、物体 (10立方フィート以上、80ポンド以上、4フィート以上) |
重量オーバーのスーツケース クラブセットが入ったゴルフバッグ 自転車 サーフボード など |
約$6.38 |
※料金設定は時間帯や乗車人数によって異なる場合があります。
※特大または重量手荷物に対応していないタクシーもあるため、事前の問い合わせをおすすめします。
上記の料金以外にも、タクシー料金にはハワイ州税(4.712%)が加算され、空港使用税(7%)や片道ごとの燃料サーチャージ(2.60ドル)がかかる場合もあります。ただし空港使用税は空港から出発する際の乗車時に発生し、到着地が空港の場合はかかりません。さらにハワイでは、運転手に運賃に対するチップ(乗車料金の15〜18%程度)や荷物に対するチップ(荷物1つにつき1ドル程度)を渡す習慣があるので、忘れないように気を付けましょう。
よくあるタクシートラブルと対処法
ハワイでタクシーを利用する際は、トラブルに巻き込まれないよう注意が必要です。以下で、よくあるタクシートラブルとその対処法を紹介します。
不当な料金請求
営業許可のあるタクシーには、運転席にメーターや許可証があります。無認可のタクシーに乗車しないよう、公式HPを確認した上で電話やオンライン上で予約をすると安心です。また、トラブルを回避するため、以下の点に注意をしましょう。
- 運転席に顔写真付きの許可証があるか
- 出発時にメーターが作動しているか
- 領収書(レシート)を受け取る
万が一被害に遭ってしまった場合に備えて、「領収書」または「車のナンバープレートの番号のメモ」など、後に確認できるものを残しておくと役立ちます。また、Wi-Fiやデータローミングでインターネットに接続できる場合は、乗車中にマップを表示して目的地までの所要時間や正しい方向に向かっているかを確認すると良いでしょう。
車内への忘れ物
タクシーの車内に忘れ物をした場合は、なるべく早く乗車したタクシー会社に問い合わせることが重要です。電話で乗車場所と降車場所、日時を伝えましょう。可能であれば、ナンバープレートや運転席に提示されている許可証の番号を伝えるとよりスムーズです。領収書は、現金でタクシー料金を支払う際も忘れずに依頼しましょう。
ハワイのおすすめタクシー会社3選
ハワイには多くのタクシー会社があります。なかでも日本人向けのタクシー会社を3社紹介します。チャーリーズタクシー/Charley’s Taxi
1938年にホノルルで設立された“チャーリーズタクシー”は、さまざまな受賞歴を誇る老舗タクシー会社です。日本語のホームページや日本語のオペレーター対応があり、英語が苦手な方や海外旅行初心者も安心して利用できます。また、最先端技術で構築された”インテリジェント・トランスポーテーション・システム/ITS(高度道路交通システム)”が採用されています。このシステムによる乗車までの待ち時間短縮や、車内に設置された防犯カメラをタクシー会社がモニターすることでトラブルが発生した際も迅速に対応してもらえるなど、嬉しいポイントが充実。空港送迎だけでなく、パールハーバーやワイケレ・プレミアム・アウトレットなどの観光地とワイキキ間を走る定額料金サービスも予約可能です。
電話番号:1-844-531-1331(日本語対応)
営業時間:24時間(月~日曜日)
定休日:なし
公式ウェブサイト:Charley’s Taxi
ハナタクシー/Hana Taxi
“ハナタクシー”は、乗客の約6割が日本人と言われているタクシー会社です。電話や公式サイトでの予約のほかに、ハナタクシーのLINEアカウントを登録すると日本語で簡単に質問や予約ができます。また、チップ込みの料金設定を採用しているなど、日本人に分かりやすいサービスが充実。さらに、プラン変更やキャンセルも無料で対応しているため、急なスケジュール変更やトラブル時も安心です。ゴルフ場送迎やカイルアなどの観光地を巡るツアー、提携レストランへの無料シャトルなど、さまざまなシチュエーションに応じたサービスがあります。
ザ・キャブ/The Cab
オアフ島全域でタクシーを運行している“ザ・キャブ”は、ハワイ最大規模のタクシー派遣会社。オアフ島・カイルアやノースショアなど、ホノルル市街地以外の移動時も利用可能です。予約は、電話やホームページ(日本語)だけでなく、専用アプリ「The CAB HAWAII」からも簡単に依頼できます。また、ホームページ上で移動距離を入力すると想定料金も分かるため、事前に確認しておくと安心です(※道路の混雑状況や荷物などによって異なります)。バリアフリー式のミニバンの用意もあり、車椅子利用の乗客1名につき同伴者3名までの場合に依頼できます(※大きな荷物がない場合に限る)。
電話番号:808-422-2222
営業時間:24時間(月~日曜日)
※バリアフリー式バンの予約は午前5時~午後9時(月~日曜日)です。
定休日:なし
公式ウェブサイト:The Cab