高橋果実店(ヘンリーズ・プレイス)とは?ハワイのアイスクリーム・ソルベの人気店を紹介
更新日:2024/10/09
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新しい飲食店が次々とオープンする人気観光地ホノルルに、創業当時から変わらないロケーションで昔ながらの味を提供し続けるお店があります。それが、ワイキキで40年以上にわたり愛され続けている青果店“高橋果実店”です。通称“ヘンリーズ・プレイス(Henry’s Place)”とも呼ばれ、種類豊富な手作りアイスクリームやソルベをはじめサンドイッチ、カットフルーツを求めて連日多くの観光客が訪れています。ここでは、リピーターが絶えない高橋果実店の魅力や人気フレーバーなどを紹介します。
高橋果実店(Henry’s Place)とは
“ヘンリーズ・プレイス(Henry’s Place)”の名でも親しまれている“高橋果実店”は、ワイキキ西側・ビーチウォ―ク通りの一角に位置する小さな青果店。手作りアイスクリームとソルベが美味しいと評判の老舗店で、ローカルや世界各地から訪れる観光客に長年愛され続けています。
手作りのアイスクリームやソルベは、自然の果実をそのまま活かした素朴な味わいが特徴です。一度食べるとクセになるその味わいや種類豊富なフレーバーを求めて連日多くの人で賑わいます。何度も通ってお気に入りを見つけるファンも多数。そのほかにも、青果店ならではの新鮮なパパイヤやパイナップルのカットフルーツが店頭に並び販売されています。またサンドイッチは、シンプルな具材を使用した家庭的な味が人気です。朝食やランチにテイクアウトをして近くのビーチへ行き、ビーチピクニックを楽しむのも良いでしょう。
高橋果実店の歴史
高橋果実店の原点は、日系二世のヘンリー・ミツル・高橋が1947年にはじめた果物と野菜の移動販売です。現在のビーチウォーク通りに店舗を構えたのは1982年。フレッシュフルーツボウルやサンドイッチをはじめ、アイスクリームやソルベ(シャーベット)などを販売する”高橋果実店(通称:Henry’s Place)“をオープンしました。お店の名が広まったきっかけは、青果店ならではの新鮮なフルーツのアイスクリームとソルベ(シャーベット)の美味しさ。手作りのアイスクリームとソルベを発泡スチロール製のカップに入れ、冷凍庫で販売を開始したところ大ヒットメニューに。その後ローカルと観光客に口コミが広がり、大人気店となりました。現在は二代目が引き継ぎ、40年以上にわたって変わらない味を提供し続けるお店には、連日多くの人々が訪れています。
高橋果実店のアイスクリーム・ソルベ
高橋果実店の看板メニューは、アイスクリーム(約10ドル)とソルベ(約9ドル)。常時20種類ほどがショーケースに陳列されています。数あるフレーバーの中でも人気のアイスクリームは、ウベ(紅山芋)、マンゴー、コナコーヒー、グアバ、パパイヤ、ソルベはストロベリーグアバ、ウォーターメロン、マンゴーオレンジ、マンゴーストロベリーなど。どれも生の果実を使用しており、看板メニューだけでなく旬の季節限定フレーバーも見逃せません。カップには必ずフレーバー名の上に”RL”の文字が書かれています。これは”Real(リアル:本物)”と”Delicious(デリシャス:美味しい)”を合わせた”ReaLicious(レリシャス)”という造語で、「本物の美味しさ」という意味を表しています。
高橋果実店のサンドイッチ
フルーツをふんだんに使用したアイスクリームやソルベのほかにもサンドイッチも人気のメニューです。ほどよいボリューム感で、朝食はもちろんランチにもおすすめ。具材の種類はツナ(5ドル)、エッグ・チーズ(5.60ドル)、ツナ・アボカド・チーズ(6.50ドル)、ピーナッツバター・グアバジェリー(4ドル)などがあります。全粒粉の食パンに、1~2種類の具材をたっぷり挟んだサンドイッチはとてもシンプル。ホッとする家庭的な味わいは、外食が続きがちな旅行中にぴったりです。ラップで包まれたサンドイッチは紙皿に乗っているため外でも食べやすく、お店の細やかな気配りが感じられます。午前11時の開店直後に訪れてサンドイッチを購入した後、ワイキキビーチや公園などで朝食に味わってみてはいかがでしょうか。
高橋果実店のカットフルーツ
青果店ならではの新鮮なカットフルーツも「みずみずしくて美味しい」と評判です。色鮮やかなフルーツがボウルに山盛り入っておりボリューム満点。フルーツは1種類(12.99ドル+税金)(※パパイヤのみ15.25ドル)、3種類(11.99ドル+税金)、6種類から選べます。1種類のボウルは、パイナップルやパパイヤ、メロンなど。3種類のボウルは、パイナップル、ストロベリー、キウイ入り、6種類のボウルはパイナップル、パパイヤ、マスクメロン、ハニーデューメロン、ストロベリー、キウイ入りです(※季節によって組み合わせは変更となる場合があります)。熟した食べ頃のカットフルーツは絶品。量が多い場合は複数人でシェアして食べましょう。宿泊先のホテルに持ち帰って翌日の朝食にするのもおすすめです。
高橋果実店が人気の理由
1. 青果店厳選の新鮮なフルーツ
高橋果実店が人気の理由は、素材の新鮮さにあります。青果店が厳選する食べ頃の完熟フルーツは毎朝お店でカットされており、間違いない美味しさ。スーパーマーケットやコンビニエンスストアで購入するものとは一味違います。店頭に並ぶカットフルーツは売れ残っても翌日に持ち越さず、手作りアイスクリームやソルベの材料に使用する仕組みを採用しているためフードロスもありません。
フルーツをふんだんに使用した手作りアイスクリームとソルベは、果実そのものを食べているような贅沢な味わいです。材料はとてもシンプル。アイスクリームにはフルーツをはじめ、卵、ミルク、生クリーム、砂糖、食品着色料を、ソルベにはフルーツ、砂糖、食品着色料を使用しています。保存料や人工調味料は使用していないため、みずみずしいフルーツの素材を活かした味を堪能できるでしょう。
2. 種類豊富なフレーバー
高橋果実店で特に人気のアイスクリームとソルベはフレーバーの種類が豊富。どちらも常時20種類ほど提供されています。アイスクリームはバニラやチョコレートなどの定番フレーバーをはじめ、ウベ(紅山芋)、アボカドなどユニークなフレーバーも。またソルベにはハワイらしいマンゴーやパイナップル、オレンジ、ストロベリー、ライチ、ドラゴンフルーツなどが組み合わさり、迷ってしまうほど魅力的なラインナップが揃います。
ショーケースにはお店の決まりが書かれたメモが貼られ、「冷凍庫は購入する味を決めてから開けること」は必須のルール。冷凍庫を開けたまま迷っていると、アイスクリームが溶けて柔らかくなってしまうため注意を受ける場合があります。硬く冷えた状態を保てるようルールを守りながら、お目当ての商品を購入しましょう。
3. 昔懐かしい雰囲気
1982年のオープン当初からほぼ変わらない、昔懐かしい店構えもこのお店の魅力のひとつ。ワイキキの中心地の5つ星ホテル“カ・ライ・ワイキキ(旧トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ)“裏手にありながら、お店の一角だけはノスタルジックな雰囲気が漂っています。
店内には創業者であるヘンリー・ミツル・高橋氏の写真が飾られ、家族経営の温かみが感じられます。また店内の至るところに貼られた手書きのメモには、フレーバーの種類や値段だけでなく注意事項も書かれているので確認しましょう。発泡スチロールのカップに手書きされたフレーバー名は、その可愛さが評判です。なお、支払い方法は現金のみ。事前に現金を準備して来店しましょう。
高橋果実店へのアクセス方法
ワイキキの中心エリアに位置する高橋果実店は、宿泊先ホテルがワイキキ内であれば徒歩で移動可能。例えば“ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ“周辺から訪れる場合、徒歩約20分で到着します。ワイキキ内を効率よく観光したい場合は、シェアバイクbiki(ビキ)の利用がおすすめ。料金は30分につき4.50ドル。ワイキキ滞在中の主な移動手段として利用したい場合は、300分乗り放題パス(25ドル)が便利。購入方法はオンラインのほか、ビキステーション内のキオスクを操作し、その場で購入・レンタル可能です。
高橋果実店周辺には、ビキステーションが2か所あります。1か所はビーチウォーク通りとカラカウア通りの角、もう1か所はサラトガ通り沿いの“カ・ライ・ワイキキ(旧トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ)“付近です。各ステーションの位置や利用可能台数は、bikiの公式ウェブサイトのマップで確認することができます。いつでもレンタル・返却できるため、アクティブに動き回りたい方におすすめです。
高橋果実店周辺のおすすめビーチ・公園
高橋果実店から最も近い“フォート・デルッシー・ビーチパーク”までは徒歩約5分です。ビーチウォーク通りを海側へ歩き、ワイキキ・ショアの右側にある小道を抜けると到着します。お店の前に並んでいる椅子に座りながら食べられますが、散歩がてらアイスクリームやソルベをテイクアウトして海を眺めながら食べるのもおすすめです。また、ビーチ前の芝生エリアにはテーブルが設置されているため、サンドイッチを食べながらピクニック気分を満喫するのも楽しいでしょう。比較的混雑していないビーチなので、ゆっくりと過ごすことができます。
高橋果実店を訪れる際のポイント
高橋果実店の場所や行き方、支払い方法について知っておきたいポイントはこちらです。
1. お店の場所
ワイキキのビーチウォーク通り沿いにあります。カラカウア通りからは、”ハードロックカフェ”があるビーチウォーク通りの奥“カ・ライ・ワイキキ(旧トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ)”の裏側と“エンバシー・スイーツ・バイ・ヒルトン・ワイキキ・ビーチウォーク”の間に位置しています。”ワイキキ・ビーチ・ウォーク”と間違いやすいので注意しましょう。この場所はビーチウォーク通りより一本東側、ショップが立ち並ぶルワーズ通りエリアのことを指します。
2. 支払い方法
支払い方法は現金のみ。クレジットカードは使用できません。またATMでは引き出し手数料がかかるため事前に用意しておくことをおすすめします。価格は冷凍庫の張り紙を確認しましょう。アイスクリーム(9.55ドル)、ソルベ(8.60ドル)とありますが、その価格プラス税金でアイスクリーム(約10ドル)、ソルベ(約9ドル)となります(※価格は変更する場合があります)。
3. 駐車場の場所
高橋果実店に駐車場はなく、ビーチウォーク通りの路上駐車スペースは数台分しかなく空いていることはまれです。長時間滞在する場合は、“ロイヤル・ハワイアン・センター”の有料駐車場の利用をおすすめします。10ドル以上の買い物でバリデーション(駐車割引)がもらえるため、ショッピングやグルメを楽しむ際は忘れずに受け取りましょう。割引料金は1時間以内無料、2時間以内2ドル、3時間以内4ドルです。
高橋果実店の基本情報
40年以上もの長きにわたりローカルや観光客を魅了する青果店“高橋果実店“。ホノルル・ワイキキへ訪れる際は、名物の手作りアイスクリームやソルベを味わいに来店してみてはいかがでしょう。近くのビーチに立ち寄って鮮やかな青い海を眺めながら食べれば、ハワイ旅行の思い出になること間違いなしです。
高橋果実店(ヘンリーズ・プレイス/Henry’s Place)
住所 | 234 Beach Walk, Honolulu, Hawaii 96815 |
営業時間 | 午後11時~午後9時30分(月~日曜日) |
定休日 | なし |
インスタグラム | Henry’s Place Hawaii |