ハワイの自然の名所”ワイキキビーチ”の魅力・楽しみ方から注意点まで徹底解説
更新日:2024/10/09
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ハワイ州オアフ島南部に位置するホノルルの人気観光スポット“ワイキキ”。その中心に位置する“ワイキキビーチ”は、白い砂浜と透き通った海が美しく、世界各地から訪れる旅行者を魅了しています。西から東までおよそ3kmに渡る広大なビーチは8つのビーチから構成されており、エリアごとに特徴が様々です。ここではワイキキビーチの魅力や楽しみ方、周辺のおすすめグルメを紹介します。
ハワイの定番”ワイキキビーチ(Waikiki Beach)”とはどんなところ?
オアフ島ホノルル南部に位置するワイキキは、ハワイ州の中でも特に人気の観光地です。ホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設が立ち並び、世界各地の観光客で賑わっています。この場所はリゾート開発が進む前のハワイ王朝時代に、王族が避暑地として訪れていた由緒ある地域です。ワイキキ中心部に広がる8つのビーチを総称して“ワイキキビーチ”と呼び、その範囲は“アラモアナセンター”がある西側からダイヤモンドヘッドふもとの東側までおよそ3km。ビーチ沿いにはリゾートホテルの高級レストランやカジュアルなフードスポット、おしゃれなカフェが軒を連ね、白い砂浜や青い海を眺めながら種類豊富なグルメを堪能できます。ワイキキビーチは波が比較的穏やかなため、子供も安心して海水浴が楽しめるのも魅力のひとつ。また世界有数のサーフスポットが点在しており、ローカルはもちろん旅行者にも愛されるハワイの代表的なビーチとなっています。
ワイキキビーチは8つのビーチで構成されている
オアフ島南海岸に位置する“ワイキキビーチ”は、およそ3kmに渡る8つのビーチを含んだエリアの総称です。西の“デューク・カハナモク・ビーチ(ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート周辺)”から、東の“アウトリガー・カヌー・クラブ・ビーチ(コロニーサーフ周辺)”までの間に異なる特徴のビーチが点在しています。
デューク・カハナモク・ビーチ / Duke Kahanamoku Beach
ワイキキビーチの中で最も西側に位置するデューク・カハナモク・ビーチ”は、1950年代に砂を運んで造られた人工のビーチです。 穏やかな波と白く広い砂浜が特徴で、“ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート”の前方に広がっています。ホテルの宿泊者に限らず誰でも利用できるため、連日ローカルや観光客で賑わっています。多くの人が訪れるビーチですが十分な広さがあるため混雑による窮屈さは感じにくいでしょう。
波打ち際が砂地で浅く山側に人工ラグーンがあり波が穏やかなため、子供連れのファミリーにも人気のスポットです。また、フロリダ国際大学教授のステファン・レザーマン博士(通称:ドクター・ビーチ)によって毎年発表される“全米ビーチランキング”で、2023年度の第2位にも選ばれています。ビーチの名前の由来は、ハワイ出身のサーファーで水泳のオリンピック選手でもある“デューク・カハナモク”が幼少期に泳ぎに来ていたエリアであることに因んでいます。ただし、““デューク・カハナモク像“はクヒオビーチ前に建っているので観光で訪れる際は注意しましょう。
グレイズ・ビーチ / Gray’s Beach
高級ホテル“ハレクラニ“と“アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾートの前に広がるビーチです。満潮時は砂浜のほとんどが海に浸かるほど小さく、周辺の海と異なりグレーがかった青色に見えることから“グレイズ・ビーチ”と名付けられています。
ハレクラニの前には、かつてハワイの王族が病気や傷を癒すために訪れたとされるパワースポット”カヴェヘヴェヘ”があります。カヴェヘヴェヘは海底から真水が湧き出ているスポット。ハワイ語で”病気の除去”を意味し、真水と海水が混ざるこの場所は古来よりマナ(神秘的な力)が宿ると言い伝えられています。真水が湧き出る場所は海藻や珊瑚が育たないため、上から見下ろすとこの一帯だけが海から沖に向かって一本の白い道筋が伸びるように見えるのが特徴です。周辺の海水は比較的冷たいため、前方にある遊歩道を散歩しながら足だけ浸けて楽しむ方が多く見られます。
プリンス・クヒオ・ビーチ / Prince Kuhio Beach
ワイキキビーチの中央に位置する“プリンス・クヒオ・ビーチ(またはクヒオビーチ)”。観光の中心地でもあり、連日多くの旅行者で賑わっています。防波堤に囲まれているため比較的波は穏やか。海水浴はもちろんサーフィンを楽しむ方も多く、サーフボードのレンタルやサーフィンレッスンが行われています。クイーンズ・ビーチとの境にある”ワイキキウォール”から美しい夕日が見られるのも魅力のひとつ。また、ビーチ手前には”ウィザードストーン・オブ・カパエマフ(ワイキキの魔法石)”と呼ばれるパワースポットもあります。16世紀以前にタヒチから訪れた4人のカフナ(祈祷師)が、4つの石に病を治す力を封じ込めたと言われる神聖な場所です。
ビーチの名前の由来は、カラカウア王の后でカピオラニの甥にあたる国最後の王子“プリンス・クヒオ(本名:ジョン・クヒオ・カラニアナ・オレ・ピイコイ)”に因んでいます。ハワイが準州だった時代に地元に貢献し続けた彼の功績を称えると共に、このビーチが彼の所有地だったことから名付けられました。ビーチの前には、サーフィンの神様と呼ばれるデューク・カハナモクの銅像と並んでプリンス・クヒオ”の銅像が設置されています。
カハロア&ウルコウ・ビーチ / Kahaloa and Ulukou Beaches
“ロイヤルハワイアンホテル“と”モアナサーフライダー、ウェスティン・リゾート&スパ”に隣接するエリアの目の前にあり、”ロイヤル・モアナ・ビーチ”とも呼ばれています。砂浜には鮮やかなビーチパラソルが並び、ワイキキビーチの中で最もトロピカルな雰囲気を感じられるスポットです。サーフィンやSUPをする人で賑わっており、クルーズ船カタマラン(双胴船)も停泊しています。
誰でも利用できるビーチですが、観光客が使用可能なシャワーやトイレなどの設備はありません。また砂浜も比較的狭いため、ゆったり過ごしたい方はそのほかのビーチをおすすめします。このビーチは山側に湾曲しており見晴らしが良く、ダイヤモンドヘッドへ続く海岸線の景色を眺めることができます。フォトジェニックなワイキキビーチを写真に収めて旅の思い出に残しましょう。またホテル“ロイヤルハワイアン“や“モアナ サーフライダー“内のバーでカクテルを飲みながら、サンセットタイムを迎えるのもこのビーチの楽しみ方です。ホテル宿泊者専用のパラソルが並んでおり、ビーチを独占しているような気分が味わえます。
クイーンズ・サーフ・ビーチ / Queen’s Surf Beach
“プリンス・クヒオ・ビーチ“の南側に位置する“クイーンズ・サーフ・ビーチ(またはクイーンズ・ビーチ)”は、海洋保護区域に指定されているエリアです。ビーチの山側に“カピオラニ公園”があることから”カピオラニ・ビーチ”とも呼ばれています。ほかのビーチよりも静かで落ち着いた雰囲気。ワイキキビーチ中心部とは異なり、やや粗い砂浜と透明度の高い海水が特徴です。沖にはサーフポイントがありシュノーケリングやボディボードを楽しめます。常駐のライフガードがいるため万が一の時も安心。またビーチ手前の公園は日陰が多く、ヨガスポットとしても人気です。ビーチに沿う遊歩道では朝からウォーキングやランニングを楽しむ人の姿が見られ、ビーチでは空きがあれば予約をせずにビーチバレーボールコートを利用できます。
サン・スーシー・ビーチ / San Souci Beach
“サン・スーシー・ビーチ(通称:カイマナビーチ)”は、ローカルに親しまれている静かでゆったりとしたビーチです。ワイキキビーチの東側にある”ワイキキ水族館“よりもダイヤモンドヘッド側に位置し、目の前にはカピオラニ公園があります。ビーチの近くにはトイレやシャワーを完備。波が穏やかでライフガードも常駐しているため、子供連れのファミリーにもおすすめです。海水浴やシュノーケリングを楽しむほか、隣接の芝生エリアでBBQを楽しむなど、さまざまな過ごし方ができるのが魅力。また、夕日の絶景スポットとしても知られています。
カピオラニ公園側は広い駐車場がありますが、ワイキキ中心部から徒歩でアクセスも可能です。ゆったりとした1日を過ごしたいならこのビーチをおすすめします。さらにこのビーチは“ハワイアンモンクシール(アザラシ)”が頻繁に現れることでも有名。砂浜に寝そべる可愛らしい姿に癒されるでしょう。ビーチは”ザ・ニューオータニ・カイマナビーチホテル”目の前です。ホテル内にはエッグベネディクトが人気のレストラン”ハウツリー”があり、食事をしながらビーチの景色を楽しめます。
フォート・デルッシー・ビーチパーク / Fort DeRussy Beach
アメリカ陸軍のレクリエーション地区内にある緑が多い“フォート・デルッシー・ビーチパーク“。観光客による混雑がなく静かで落ち着いた雰囲気です。この一帯はかつて”カリア”と呼ばれる場所でした。カリアは、ワイキキ北部に位置するマキキ、マノア、パロロの谷から海に向かって川が流れることで農作物がよく育つデルタ地帯となり、農作物や魚介類が豊富な古代ハワイアンの居住地だったと言われています。
公園内とビーチ沿いに遊歩道が伸び、朝や夕方はジョギングや犬の散歩をするローカルが多く見られます。東側に見えるダイヤモンドヘッドに朝日が昇る早朝は、特別感が増すおすすめの時間帯です。また、公園内にはピクニックテーブルやグリルが設置されています。プレートランチやハンバーガー、アサイーボウルなどの絶品グルメをテイクアウトしてピクニックやBBQを楽しむにも最適なスポットです。
アウトリガー・カヌー・クラブ・ビーチ / Outrigger Canoe Club Beach
ワイキキビーチの最も東側に位置するダイヤモンドヘッド付近のビーチで、別名”コロニー・ビーチ”とも呼ばれています。1908年から続く格式高い会員制クラブ”アウトリガー・カヌー・クラブ”前にありプライベート感満載。小規模なビーチで訪れる人が比較的少ないため、シャワーやトイレなどの設備はありません。海水浴も可能ですがカピオラニ公園を散歩しながら立ち寄るか、ビーチ沿いのレストランで食事をしてから景色を楽しむのが良いでしょう。
近くには有名なフレンチレストラン”ミッシェルズ・アット・コロニーサーフ”があり、アウトリガーカヌーが浮かぶ優雅な風景を眺めながら食事を楽しめます。ワイキキ中心地からビーチへ向かうには、カラカウア通りをダイヤモンドヘッド方面へ進み、ホテル”ロータス・ホノルル”を通り過ぎて右手の小路に入ります。フレンチレストラン“ミッシェルズ”がある”コロニートルサーフ”と”コロニー・ビーチ・コンドミニアム”の間を抜けるとビーチに到着します。
ワイキキビーチの混雑時期はいつ頃?
ハワイの観光業は主に夏がハイシーズンです。ワイキキビーチの混雑状況は観光者数によって変動するため、夏だけでなく年末や春休みの時期も混み合います。“ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(ハワイ州観光局公式サイト)”によると、2023年は3月、6月〜7月が繁忙期で、7月は渡航者数が最も多く932,713人が訪れました。年末の12月、春休み期間にあたる4月も比較的渡航者数が多い月となりましたが、1月〜2月、9~11月はオフシーズンとなりました。ハワイは常夏地域ではあるものの、5月〜9月(または10月)が夏の乾季、10月(または11月)〜4月が冬の雨季にあたります。ワイキキビーチがあるサウスショアは夏に”サマースウェル”と呼ばれる波が到来し冬に比べて波が高いため、この時期はサーファーの人口が増えるのも特徴です。
ワイキキビーチの混雑エリアはどのあたり?穴場スポットはどこ?
ワイキキ中心部の“プリンス・クヒオ・ビーチ”と“カハロア&ウルコウ・ビーチ”は最も混み合うエリアです。リゾートホテルやショッピングセンターが集まるエリアでアクセスも良好なため、連日多くの観光客で賑わっています。サーフボードのレンタルやサーフレッスンも行われ、常に活気づいているのも特徴です。落ち着いた雰囲気でゆったりと過ごしたいなら“サン・スーシー・ビーチ(別名カイマナビーチ)”がおすすめ。人混みが少なく静かなスポットなら“フォート・デルッシー・ビーチパーク”を訪れると良いでしょう。エリアが広いため公園内を散策すれば自分だけの穴場がきっと見つかります。
ワイキキビーチで楽しめるアクティビティとは
ワイキキビーチではサーフィン、セーリング、シュノーケル、ルアウショーまで多彩なアクティビティが体験できます。
サーフィン
ワイキキビーチ沖には初心者でも楽しめるサーフスポットが点在しています。代表的なスポットを紹介します。
カイザーズ / Kaisers
“ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート“前の”デューク・カハナモク・ビーチ“沖にあるサーフスポットです。ローカルのサーファーにも愛され、常に賑わっています。
スリーズ / Threes
“フォート・デルッシー・ビーチパーク”の正面に位置するサーフスポットです。比較的沖合にポイントがありテクニックがいるため、上級者の方にもおすすめです。
ポップス / Pops
”ポピュラーズ”の略称でポップスと呼ばれる人気のサーフスポットです。沖合にポイントがあるため長い時間パドルを漕ぐ必要があります。シェラトンホテルとハレクラニホテルの間にあるビーチや、ロイヤルハワイアンホテルの前からエントリーしましょう。
カヌーズ / Canoes
初心者におすすめの人気サーフスポットです。ワイキキで最も混雑する場所で、ロングボードやSUP(スタンドアップパドル)、ボディボード、カヌーなどを楽しむ方で混み合っています。
クイーンズ / Queens
“プリンス・クヒオ・ビーチ”にある“デューク・カハナモク像”の左側から割れるサーフポイントです。特にロングボードに最適。メローな波質で初心者向けですが、ローカルからも人気で混み合っています。
パブリックス / Publics
“ワイキキ水族館“と”クイーンズ・サーフ・ビーチ”の中間あたりに位置するサーフスポットです。大きな波が訪れることもあるため、中級者以上向けの場所となります。
セーリング
青い海の上で360度の絶景を眺められるセーリングは気分爽快です。気軽に参加できるので、ワイキキを訪れたら乗船してみましょう。ワイキキから出航するカタマラン船の種類は複数あり、プランにもよりますがリーズナブルな料金で体験できます。”アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート“周辺から出向する”Ke Kai(ケカイ)号”は、14:30と16:00に出航し約1時間のセーリングでダイヤモンドヘッド周辺へ向かいます。水やジュースだけでなく、カクテルなどのアルコールは3杯まで自由に飲めて料金は40ドルです。乗船中にウミガメや冬場はクジラに遭遇することもあり、最高の思い出となることでしょう。サンセットセーリングをはじめ、毎週金曜日に打ち上がる花火を観るツアー、シュノーケルツアーなども開催しています。
シュノーケリング
ワイキキビーチは海水浴やサーフィンを楽しむイメージが強いですが、気軽にシュノーケリングができるスポットも複数あります。岸から近い浅瀬のスポットやアクセスしやすいスポットは初心者にもおすすめです。中でも”クイーンズ・サーフ・ビーチ”は、混み合っていない穴場スポット。クイーンズ・サーフ・ビーチには砂浜から海に向かって”Queens Walkway Into The Ocean (クイーンズ・ウォークウェイ・イントゥ・ザ・オーシャン)”と呼ばれる突堤があり、そのすぐ隣にシュノーケリングスポットがあります。ハワイの州魚に指定されているフムフムヌクヌクアプアアの姿も観察できますが、海底にリーフ(珊瑚)が多いエリアのため怪我をしないよう必ずマリンシューズを履きましょう。
ルアウ(ディナーショー)
“ルアウ“とは、ハワイの伝統的なディナーとともにフラなどのパフォーマンスを楽しむ祝宴です。ワイキキビーチ目の前にある”ロイヤルハワイアン“では毎週月曜と木曜の夜に、ワイキキのオーシャンフロントで唯一のルアウショー”アハアイナ”が開催されています。ロイヤルハワイアンが建つエリアは、かつてハワイ王族が保養地として過ごした神聖な場所です。アハアイナは伝統的なハワイの祝宴ルアウを現代風にアレンジし、世界各地から訪れる様々な旅行者が楽しめる内容となっています。さらにショーを鑑賞しながら伝統的なハワイアン料理のカルアポークやポイ、ロミサーモンのほか、ハワイ産食材を使用した様々なコース料理を堪能できます。壮大なショーと美味しい料理で贅沢な夜を過ごせるでしょう。
ワイキキビーチで過ごす際の注意点はある?
ワイキキビーチは比較的安全な観光地として有名ですが、日本とは規則が異なります。しっかりルールを守って楽しみましょう。
公共の場での飲酒禁止
ハワイは公共の場での飲酒は禁じられています。またビーチ、公園、駐車場、路上、道路、バスなどの公共交通機関でもお酒を飲むことはできません。さらに公共の場で、未開封以外のお酒を所持することも禁止されています。泥酔の状態で公共の場に行くことも厳しく取り締まられるため注意が必要です。お酒を購入する際は、身分証明書の提示(パスポート・国際免許証など)が必要になる場合があるため忘れず携帯しましょう。
公衆用灰皿がない場所での喫煙禁止
ハワイは屋内外ほとんどの場所(ビーチ、公園、ホテル、ショッピングセンター、駐車場、レストラン、空港、機内、市バス、コンドミニアム、トロリーなど)で喫煙(電子タバコを含む)が禁止されています。個人所有の室内は喫煙が許可される場合もありますが、廊下やエレベーター、プールエリアなどの公共スペースで喫煙はできません。ただし喫煙所が併設されている施設もあります。またワイキキはホテルやショッピングセンター外の歩行者用道路などに設置されている場合があるため、必要な方は各案内所で確認しましょう。
ウミガメへの接近・接触禁止
ハワイはウミガメへの接近や接触、餌付けが法律によって禁止されています。ウミガメとの距離は3m以上あけなければいけません。陸上だけでなく海中で遭遇した場合も同様のルールを守る必要があります。そのほかにもハワイアンモンクシール(アザラシ)は15m以上、イルカやクジラは45m以上、ザトウクジラは90m以上など、海洋生物ごとに距離が設定されています。違反した場合、高額な罰金やその他処罰に課せられる場合があるので注意しましょう。
荷物の管理方法
比較的安全と言われるハワイですが、置き引きやひったくり事件は多発しています。なるべく荷物は少なめに、現金は少額にして所持品の管理を徹底しましょう。ビーチを訪れる際は貴重品を肌身離さず持ち歩くことが大切です。砂浜に置いたまま海に入ると盗難に遭う可能性があります。グループの場合は順番に荷物を見張るなど、被害を未然に防ぐ工夫が必要です。サーフショップで、海の中まで持って入れる”防水バッグ“を購入して使用するのも良いでしょう。
ビーチシャワーのルール・順番遵守
ビーチや公園に設置されているシャワーはルールを守って利用しましょう。ワイキキビーチには複数のシャワーが設置されています。ただし屋外にある簡易的なシャワーなので水しか出ません。また石鹸やシャンプーは使用禁止で、体に付いた砂を洗い落とすためだけに使用します。のどが渇いた場合、衛生上シャワーの水は飲まずにお店で購入した飲料水を飲みましょう。列ができているときは順番待ちをするなど基本的なマナーを守ることも大切です。
ワイキキビーチの近くで楽しめるグルメスポットはある?
ワイキキビーチ周辺はレストランやカフェが多数あります。中でもビーチに近いおすすめのグルメスポットを紹介します。
朝食におすすめのカフェ”カイ・コーヒー クイーンズ・アーバー/Kai Coffee Hawaii Queen’s Arbor”
ワイキキビーチ中心部にある”カイ・コーヒー クイーンズ・アーバー”は、海前の特等席でハワイ産コーヒーやアサイーボウル・ペストリーなどの軽食を味わえるカフェです。オアフ島に5店舗展開されている人気カフェのひとつで、2022年夏にオープンしました。”クイーンズ・アーバー”は”女王の東屋”を意味し、お店のあるエリアがハワイ王朝最後の国王”リリウオカラニ女王“が避暑地として訪れていたことから名付けられています。午前6:30からオープンしているため、混み合う前の早朝に訪れるのがおすすめです。朝焼けを眺めながら “カフェラテ(5.75ドル / ミディアム) ”と“ブルーベリークリームチーズスコーン(6ドル) ”をいただけば、優雅なハワイの朝を過ごせるでしょう。
営業時間:午前6:30〜午後4:00
公式ウェブサイト:Kai Coffee Hawaii @ Queens Arbor
ランチにおすすめのホテル内レストラン”ハウス・ウィズアウト・ア・キー/House Without A Key”
ワイキキビーチにあり”天国にふさわしい館“と称される高級ホテル”ハレクラニ”。このホテル内のレストラン”ハウス・ウィズアウとト・ア・キー”では、オープンエアの優雅な空間で朝食、ランチ、ディナーを堪能できます。朝食のビュッフェやフラとハワイアンミュージックが披露されるディナータイムはもちろん、真っ青な海と空が広がる絶景を眺めながらのランチタイムも外せません。ランチはポケボウル(30ドル)やフィッシュタコス(29ドル)、マルゲリータピザ(26ドル)などカジュアルなメニューが味わえます。ダイニングエリアに佇む樹齢130年以上の”キアヴェの木”は”奇跡の木”と呼ばれ、現在は一度倒れてもまた芽吹くというハレクラニの象徴として有名です。後方に広がる海には真水と海水が出合う神聖な場所”カヴェヘヴェ(意味:浄化・除去)“があり、古代ハワイアンが傷を癒すために入った場所と言われています。絶景を眺めるとともにハワイの歴史を感じながら、軽食とカクテルで優雅なランチタイムを過ごしましょう。
営業時間:朝食(ビュッフェ)午前7:00~午前10:30、ランチ(アラカルト)午前11:30~午後5:00、ディナー(アラカルト)午後5:00~午後9:00/最終着席
公式ウェブサイト:House Without A Key
サンセットディナーにおすすめの海前スポット”ベアフット・ビーチ・カフェ/Barefoot Beach Café”
“クイーンズ・サーフ・ビーチ“沿いにある“ベアフット・ビーチ・カフェ“は、1日を通して営業しているオープンエアのカフェです。カフェではありますが、コーヒーや軽食だけでなくお腹いっぱい食べられる食事メニューも充実しています。朝食は”エッグベネディクト”、ランチは”ガーリックシュリンプ・プレート“、ディナーはサーロインステーキとガーリックシュリンプがセットの”クイーンズ・サーフ・アンド・ターフ・プレート(22ドル / シュリンプ3ピース、26ドル / 6ピース、32ドル / 9ピース)”がおすすめです。ライブ演奏は毎日午後5:30~午後8:30に開催されています。サンセットディナーを楽しみたい方は海水浴帰りにそのまま立ち寄ると良いでしょう。浜辺が徐々に色を変える景色を眺め、音楽を聴きながら味わう食事は旅の思い出に残ること間違いなしです。
ワイキキビーチに関するよくある質問
ワイキキビーチに関する質問にお答えします。事前に知っておくと役立つ情報や、便利なスポットを紹介します。
貴重品を預けられるロッカーはあるの?
滞在先がワイキキの場合はホテルに預けるのが一般的です。ホテル以外は、クレジットカード会社のラウンジやツアー会社が運営する手荷物預かり所があります。サービスの内容や営業時間は各会社の公式ウェブサイトを確認しましょう。
ビーチパラソルやチェアーなどはレンタル可能?
ワイキキビーチではビーチパラソルやチェアーをレンタルできるビーチサービスがあります。各会社によって料金やサービス内容が異なるため、事前に公式ウェブサイトで確認しましょう。ビーチパラソルやチェアーだけでなくサーフボードのレンタルやロッカーの利用が可能な場所もあります。
ワイキキビーチ・アクティビティズ
住所:2005 Kalia Rd. Honolulu, HI 96815 ※ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート前
営業時間:午前8:30~午後6:00(レンタル返却は午後4:30まで)
公式ウェブサイト:Waikiki Beach Activities
コア・ビーチ・サービス
住所:2055 Kalia Rd. Honolulu, HI 96815 ※フォート・デルッシー・ビーチパークの西側
営業時間:午前9:00~午後6:00
公式ウェブサイト:Koa Beach Service
ワイキキ・ショア・ビーチ・サービス
住所:2161 Kalia Rd. Honolulu, HI 96815 ※フォート・デルッシー・ビーチパークの前
営業時間:午前8:00~午後4:00
公式ウェブサイト:Waikiki Shore Beach Service
日本からワイキキビーチまでのアクセス方法は?
ワイキキはオアフ島ホノルルの南海岸に位置しています。日本から向かう場合は”ダニエル・K・イノウエ国際空港(通称ホノルル空港)“に到着した後、空港からワイキキビーチまで車で20分程移動します。空港からはタクシーまたは配車アプリ(UberまたはLyft)の利用が便利です。ワイキキビーチ周辺は観光の中心地なので主要ホテルが集まっています。空港に着いたらまずホテルへ向かいチェックインもしくは一旦荷物を預け、ビーチまで徒歩で向かうのが良いでしょう。