ダウンタウン(ロサンゼルス)のおすすめ観光スポット6選
更新日:2025/07/27

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ダウンタウン(ロサンゼルス)とは
ロサンゼルスのダウンタウンは、都市的な魅力と多様な文化がバランス良く融合した場所として有名です。中心部は高層ビルが立ち並び、美術館や博物館、ショッピング街、レストランなどが点在しています。映画やテレビドラマの撮影スポットとしても知られており、1年を通してさまざまなイベントも開催されているため見所は尽きません。
また、日本文化が反映されたリトルトーキョーや中国文化が息づくチャイナタウン、韓国文化が盛んなコリアタウンなど、エリアごとに伝統的な料理や文化があることも特徴です。ロサンゼルス発祥の地であるオルベラストリートでは、メキシコ文化の影響を感じられます。伝統的なメキシコ料理を味わったりショッピングを楽しんで、力強いメキシコの文化に触れてみましょう。
ダウンタウンの歴史
ロサンゼルス・カリフォルニア州のダウンタウン地区は、ダイナミックな進化を遂げてきました。鮮やかなネオンライトに照らされる現在のスカイラインの街並みからは想像できませんが、かつてこの地は閑散とした農業地帯でした。
ロサンゼルス・ダウンタウンの起源は、1781年にスペイン人開拓者が現在のオルベラ街に形成した村“エル・プエブロ・デ・ラ・レイナ・デ・ロス・アンヘレス(現在のロサンゼルス市)”まで遡ります。彼らの存在がこの地を都市化し、商業と交易の中心へと変えました。その後、19世紀後半のゴールドラッシュと南部太平洋鉄道の開通により、ロサンゼルスは急速に成長します。
20世紀に入ると、映画産業の繁栄とともにロサンゼルスはより一層発展。ダウンタウン地区はエンターテイメント、ビジネス、高級リゾートの中心となり、ビバリーヒルズやハリウッドとともにロサンゼルスの魅力を世界に発信する象徴として躍進していきます。
21世紀に入り、再開発の波がダウンタウンをさらに注目の場所にしました。新しいアートギャラリー、話題のレストラン、高級住宅、そして超高層ビルが立ち並ぶ現在のダウンタウンは変化と進化の象徴と言えるでしょう。そして今、ダウンタウンロサンゼルスは多文化のコミュニティ、絶え間ないイノベーション、そして美しいスカイラインで知られる世界でも有数の都市となりました。
ロサンゼルスダウンタウンの歴史は、時間とともに変わる都市の姿を示す鮮やかなタイムラプスのよう。それはかつての農村から始まりゴールドラッシュの町、エンターテイメントの中心地、そして国際的な都市へと進化した現在までどのように変わり続けるかを垣間見ることができます。
ダウンタウンの魅力

また、ダウンタウンLAはグルメな旅行者の楽園。グランドセントラルマーケットはフードコートとして絶大な人気を誇り、多くの飲食店が集まっている食のメトロポリタンとして有名です。リトルトーキョーやチャイナタウン、コリアタウンでは地域特有の美味しい料理を味わえるので、旅行者を飽きさせることはないでしょう。ショッピングは、アート・ディストリクトで最新のトレンドをチェック。ジュエリー・ディストリクトで一点ものの宝石を探したり、サンティーアリーではバーゲンショッピングが楽しめます。
さらに、ダウンタウンLAの文化的多様性は見逃せません。ヒストリック・コア地区やオルベラストリートなど多くの地域が古くからの歴史を語り続けており、一歩足を踏み入れればタイムトラベラーのような気分になれます。どの地域もそれぞれの文化と風情を保持しているため、世界を旅するような体験ができるでしょう。
観光地とアクティビティ
ダウンタウンLAは、歴史的な場所や現代の観光スポットによって訪れる人々に様々なアクティビティを提供します。
ザ・ブロード / The Broad

入場料:無料 ※イベントにより別途料金がかかります。
営業時間:午前11時~午後5時(火・水、金曜日)、午前11時~午後8時(木曜日)、午前10時~午後6時(土・日曜日)
休館日:月曜日、クリスマス、感謝祭(11月の第4木曜日)
公式ウェブサイト:The Broad
ロサンゼルス現代美術館 / MOCA(Museum of Contemporary Art)

入場料:無料、事前予約必要
営業時間:午前11時~午後5時(火・水、金曜日)、午前11時~午後8時(木曜日)、午前11時~午後6時(土・日曜日)
休館日:月曜日
公式ウェブサイト:MOCA(Museum of Contemporary Art)
ウォルト・ディズニー・コンサートホール / Walt Disney Concert Hall

公式ウェブサイト:Walt Disney Concert Hall
オルベラストリート / Olvela Street

公式ウェブサイト:Olvela Street
クリプト・ドットコム・アリーナ / Crypto.com Arena

公式ウェブサイト:Crypto.com Arena
ドジャー・スタジアム / Dodger Stadium

公式ウェブサイト:Dodger Stadium
ダウンタウンのグルメ&ショッピング

リトルトーキョーでは寿司やラーメンなどの日本食、チャイナタウンでは飲茶といった中華料理、コリアタウンではカルビチムなどの韓国料理を味わうことができます。また、ナイトライフも各エリアで盛んで、なかでもコリアタウンはお店の数も多く居酒屋やバー、クラブも点在しているので最適です。
アート・ディストリクトはショッピングエリアとして知られ、最新のトレンドからヴィンテージアイテムまで幅広い商品があり旅行者を魅了します。また、ジュエリー・ディストリクトは華やかなダイヤモンドからユニークなハンドメイドジュエリーまで、さまざまなアイテムが見つかるでしょう。
ファッション・ディストリクトにあるサンティーアリーは、地元の人々に愛される市場で手ごろな価格の衣料品やアクセサリー、おもちゃなどお土産探しにもぴったり。このエリアはクレジットカードが使えないお店もあるので現金は必須です。まるで異国の地を冒険しているように感じるダウンタウンLAならではのグルメ&ショッピング体験が楽しめます。
ダウンタウンの移動方法
ダウンタウンLAへのアクセスは容易で、複数の交通手段が利用できます。公共交通機関、自動車、自転車など状況に合わせて選ぶことが出来るため、予め計画をしておきましょう。
公共交通機関(地下鉄、バス)

自動車(レンタカー)

自動車での移動も選択肢のひとつ。ダウンタウンLAは高速道路の交差点に位置しているため、車でのアクセスが容易です。ただし、駐車場を探すのは少々難しく費用もかかるため、予め計画しておくことをお勧めします。パーキングの支払いは現金のみの場所が多いので忘れずに携行しましょう。
自転車

ダウンタウンでの旅行の注意事項
ダウンタウンを旅行する際には、事前の計画と準備が重要です。以下、いくつかの注意事項を参考にして下さい。
安全に注意する
ダウンタウンは大都市であるため、一部地域では犯罪が問題になっています。旅行者は周囲の状況を注意深く観察し、夜間は特に気をつけましょう。また、車で移動する際は貴重品を見えない場所に保管し、不審な行動を見かけた場合には警察に報告することをおすすめします。
特に注意が必要な場所が、スキッド・ロウ(Skid Row)というエリアです。このエリアはホームレスの人々が、仮設のキャンプを形成して生活しています。スキッド・ロウは主に”イーストサード・ストリート(East 3rd Street)”、”サウスアメリカ・ストリート(South Alameda Street)”、”セントラル・アベニュー(Central Avenue)”、”6番街通り(6th Street)”などの通りに囲まれた東部ダウンタウン地区一帯を指します。
在ロサンゼルス日本国総領事館
MOCAの真横にある大きなビルの中にある日本総領事館は、パスポートの発行や査証の取得、国民保護などの業務を行っています。旅行中にトラブル(例:盗難にあった、パスポートを無くしてしまったなど)があった場合は、日本総領事館へ相談しましょう。
来館受付時間:月~金曜日(午前9時30分~午前11時30分、午後1時15分~午後4時15分)
休館日:土・日曜日、祝日
公式ウェブサイト:在ロサンゼルス日本国総領事館
天候と服装
ロサンゼルスは暖かな気候で知られていますが、一年を通じて気温が安定しているわけではありません。そのため、旅行時期によっては夜間に気温が低下することもあります。適切な服装を選び、必要に応じた重ね着をおすすめします。夏でも夜は急に冷え込む事もあるため、折り畳めて持ち運びに便利な上着を持っておくともしもの時に便利です。
まとめ
ダウンタウンLAは見どころの多さ、美食の楽園、そしてショッピングの宝庫として訪れる人々を魅了します。各エリアは独自の風情があり、それぞれ異なる体験が旅行者を待っています。
リトルトーキョーやチャイナタウン、コリアタウンではそれぞれの地域の文化を感じ、グランドセントラルマーケットや各エリアの飲食店では世界各地の料理が味わえます。ユニオンステーションやオルベラストリートなどの建物はかけがえのない経験に変えてくれる事でしょう。
旅行を安全に楽しむためのヒントを心に留めておけば、ダウンタウンLAでの滞在はさらに充実したものになります。事前に交通情報や移動方法を調べることで、滞在中の移動もスムーズに行うことができるでしょう。この活気ある都市が、あなたにとって新たな冒険の舞台となること間違いなしです。
アメリカ渡航・入国にはESTA(エスタ)が必要です
日本国籍者がビザを取得せずにハワイを含むアメリカへ渡航する際は、ESTA(エスタ)の申請が必要です。ESTA(エスタ)はVWP(ビザ免除プログラム)参加国の市民のみ利用できる制度で、観光または出張目的で90日以内の米国滞在を希望する方が対象となります。また、ESTA(エスタ)は年齢を問わず必要となるため、家族やグループで渡航する際は事前に全員分の申請を済ませましょう。ESTA(エスタ)を統括するDHS(アメリカ国土安全保障省)は、少なくとも出発72時間前までに申請手続きを済ませて「渡航認証許可」を取得するよう推奨しています。