ニューヨーク(NY)で行くべきおすすめ観光スポット12選
更新日:2024/09/15
Contents
アメリカ東海岸に位置する大都市“ニューヨーク“。5つの区(ブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、スタテンアイランド)からなるこの都市は、多国籍文化で形成されていることからビジネスとアート、伝統と革新、異文化が共存するひとつの大きなコミュニティとなっています。
またニューヨークでは、世界的に有名な歴史的建造物や美術館、ブロードウェイのショーなどを見学・体験できるため毎年多くの観光客が訪れます。歩行者の流れに身を任せて高層ビルの間を歩きながら、この街が世界に与える影響力と魅力を肌で感じてみましょう。
ニューヨークと日本の時差
日本とニューヨークの時差は14時間、サマータイム適用時は13時間です。時差による体内時計と目的地の時間帯のずれ(ジェットラグ)は、多くの旅行者が経験する疲労の原因と言えるでしょう。ジェットラグを対処するための方法はいくつかありますが、フライトスケジュールの管理が最も簡単です。まず、ニューヨークに到着する時間は早朝に設定しましょう。機内でしっかりと睡眠をとり到着後からアクティブに行動すれば、夜には自然と眠くなり翌日も万全の状態で観光を楽しめます。
また初日にきちんと日光を浴びることで、体内時計を現地時間に適応させられます。時差ボケを上手に回避し、ニューヨークの多彩な魅力を存分に体験しましょう。
ニューヨークの治安状況
ニューヨークはかつて犯罪発生率が高いことで知られていましたが、現在は治安が大幅に改善されています。特にマンハッタンの主要観光地やビジネスエリアは夜遅くまで街が賑わっており、犯罪が多いアメリカの中では比較的安全な街と言えるでしょう。しかし日本と比較すると犯罪発生率は格段に高いため、夜間の外出や人通りが少ない場所は避けるなどの注意が必要です 。
地下鉄などの公共交通機関を利用する際も、細心の注意を払いましょう。特に人の少ない車両や深夜に乗車する時は、周囲を常に意識し自身の荷物は肌身離さず持つよう心がけることが重要です。タクシーや配車サービスは、公式アプリで予約して利用することをおすすめします。万が一の事態に備えて、携帯電話はしっかりと充電し、緊急連絡先を事前に登録しておくと良いでしょう。
バーやクラブに行く際はドリンクの扱いに注意しましょう。「飲んでいたカップにいつの間にか薬物を入れられ、体調が悪くなった」というケースもあります。自分の飲み物からは絶対に目を離さず、できるだけほかの人にグラスを触らせないようにしましょう。また酔っぱらった人を狙う強盗事件なども発生しているため、適度な飲酒量を心がけることも大切です。
ニューヨーク近隣の空港とアクセス方法
ニューヨークには主要な空港が3つあります。“ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)”、“ニューアーク・リバティー国際空港(EWR)”、そして“ラガーディア空港(LGA)”です。これらの空港からニューヨーク市内へのアクセス方法は多岐にわたり、ニーズや予算に応じて選ぶことができます。
ジョン・F・ケネディ国際空港/John F. Kennedy International Airport
“ジョン・F・ケネディ国際空港(通称:JFK)”は、ニューヨーク市で最も規模が大きい空港のひとつです。国際線を中心とした航空路線が集まり、アメリカの空の玄関口としても知られています。クイーンズ区に位置し、市内中心部まではエアトレインと地下鉄を組み合わせて約60分でアクセス可能。タクシーを利用する場合は約40分で到着します(※交通状況により時間は変動します)。空港到着後の目的地によってルートが異なるため、出発前に予め調べておきましょう。
公式ウェブサイト:JFK Airport
ニューアーク・リバティー国際空港/Newark Liberty International Airport
“ニューアーク・リバティー国際空港(通称:EWR)”は、ニュージャージー州に位置しながらもニューヨークの中心地マンハッタンに近い空港として知られています。市街中心部へは、空港バスニューアーク・エアポート・エクスプレス(Newark Airport Express)の利用が便利です。バスの停留所はミッドタウン内に3か所。ニューアーク・リバティー国際空港とニューヨーク市内を1本でつなぎ乗り換え不要なので、迷うことなく目的地に到着します。
公式ウェブサイト:Newark Liberty International Airport
ラガーディア空港/LaGuardia Airport
クイーンズ区に位置する“ラガーディア空港(通称:LGA)“は、主に国内線を運航する空港です(※一部国際線も運航)。小規模ながらマンハッタンに近い空港として知られており、市街中心部へはタクシーやバスでアクセス可能です。タクシーを利用した場合、マンハッタンへは約30分から45分で到着します(※交通状況によって時間は変動します)。なお費用を抑えたい場合は、バスと地下鉄を組み合わせた移動をおすすめします。特に路線“M60“と”Q70“のバスは、地下鉄との接続が良好でアクセスが便利です。
公式ウェブサイト:LaGuardia Airport
地下鉄利用ガイド
ニューヨーク地下鉄は、大都市ニューヨークを観光するのに便利かつ効率的な移動手段です。広範囲をスピーディーにアクセスできるため、ニューヨーカーはもちろん世界中の観光客に重宝されています。また、市内ほぼ全域をカバーしているため、有名観光スポットから穴場の名所まで自由に移動できます。
決済方法
ニューヨーク地下鉄の決済方法は、磁気カードの“メトロカード(MTA)”と非接触型乗車料金決済システム“OMNY(One Metro New York)“の利用が便利です。メトロカードは各駅に設置された自動販売機で現金、クレジットカード、デビットカードを使用して購入できます。購入後は改札のカードリーダーにタッチして乗車口へ進みましょう。OMNYは、スマートフォンやタッチ決済対応のクレジットカードを改札にかざすだけで支払いが完了します。(※2024年にメトロカードからOMNYへの完全移行が予定されています。)
乗車方法
ニューヨーク地下鉄の駅は「緑の球体」の街灯が目印です。階段を降り駅構内に辿り着くと“Uptown(北方面へ)“と“Downtown(南方面へ)“が表示された看板があるため、目的の駅に応じた乗り口を選びましょう(※終点の駅名で進路方向を指す場合もあります)。事前に地下鉄の路線図を、オンラインや各駅改札前にある駅員滞在の窓口でもらい確認しておくとスムーズです。“メトロカード(MTA)”または“OMNY”を使用して改札を抜け、プラットフォーム(乗降場)を目指します。路線によっては各駅停車(LOCAL、LCL)と急行(EXPRESS、EXP)があるため、乗り間違いに注意しましょう。
人気観光スポット
セントラル・パーク/Central Park
マンハッタンに位置する“セントラル・パーク“は、四季を通じて自然の美しさを感じられる都会のオアシスです。散歩やサイクリング、湖でのボート漕ぎや野外コンサートなど楽しみ方は様々。ニューヨーカーや観光客にとって憩いの場となっています。また、パーク内には“ストロベリー・フィールズ“や“ベセスダ噴水”など多くの名所があり映画やドラマの撮影地としても有名です。歩くだけで映画のワンシーンを見ているような感覚にさせてくれるでしょう。
タイムズスクエア/Times Square
“タイムズスクエア”は、ニューヨークを象徴する街として見逃せない観光地のひとつです。シアター・ディストリクト地区のブロードウェイ劇場では、毎晩最新ヒット作から昔の名作まで多くのショーが上演され観客を魅了しています。ブロードウェイでのミュージカルや演劇の鑑賞は、ファンにとってまさに夢の舞台と言えるでしょう。そのほかにもショッピング街やレストランなどが集まり、夜になると眩いネオンが街を一層鮮やかに彩ります。
ブルックリン/Brooklyn
ロングアイランド西端に位置する“ブルックリン”は、ニューヨーク市を代表する5区のひとつです。かつては労働者階級中心の工業地帯でしたが、現在はトレンドの発信地として人気の観光スポットに生まれ変わっています。ブルワリー見学や美術館への訪問、ブルックリン橋とマンハッタン橋の両方が見られる“ダンボ (DUMBO)“など、ブルックリン内だけでも見どころが盛りだくさんです。また地域住民に根差したこの街には、お洒落なカフェやバーなども数多く見られます。
関連記事:ブルックリンのおすすめ観光スポット10選
ニューヨークにある絶景展望台の徹底比較
ニューヨークの壮大な景色を存分に堪能するなら、展望台を訪れるのがおすすめ。特に有名な展望台は” エンパイヤー・ステイト・ビルディング(Empire State Building)”の86階と102階、ロックフェラー・センターの中心に位置するGEビル最上階の”トップ・オブ・ザ・ロック(Top of the Rock)”、”サミット・ワン・ヴァンダービルト(SUMMIT One Vanderbilt)”の91階から93階です。ここでは、3つの展望台それぞれの魅力や詳細を紹介します。
エンパイア・ステート・ビルディング/Empire State Building
103階建ての超高層ビル“エンパイア・ステート・ビルディング“は、ニューヨークを象徴する観光スポットのひとつです。世界恐慌の最中約13ヶ月という驚きのスピードで建設され、1931年に完成しました。完成後約40年間は“世界で一番高いビル”の称号を有し、1986年にはアメリカ合衆国の国定歴史建造物に指定されています。映画「キングコング(1933年)」や「めぐり逢い(1957年)」など数多くの名作映画の舞台としても有名で、長きにわたり訪れる人々に忘れがたい体験を提供し続けています。
展望台へ向かう途中の2階と80階には、ビルの歴史に関する展示物が飾られています。建設当時の作業員たちの写真と共に工事の進行状況などが解説され、まず時代背景を学ぶことで建物の偉大さをより身近に感じられることでしょう。その後、86階と102階にある展望台へ向かいます。86階のメイン展望台の高さは約320m。ニューヨークのダイナミックなスカイラインを360度楽しむことができます。80階にある室内展望台の双眼鏡(※25セント硬貨が必要です)から見る景色もきれいですが、屋外から眺める絶景は圧巻。安全性確保のため鉄格子が設置されているので、写真を撮る場合はその隙間からの景色を狙いましょう。102階のトップ展望台は高さ381m。ニューヨーク市内で最も高い場所のひとつです。ダウンタウンやセントラルパークなど息を吞むような景色を堪能し、室内最高層からの眺めを楽しみましょう。通常の入場チケットとは別に料金がかかりますが、ガラス越しの美しいパノラマンビューは必見です。
エンパイア・ステート・ビルディングの魅力は超高層というだけではありません。夜になると周辺のビルは様々な色にライトアップされ、ニューヨークの夜空を美しく彩ります。またイベントなど特別な日には国旗の色に変化することも。訪れるたびに新しい発見があるでしょう。訪れる際は、展望台へのチケットを事前に購入しておくことをおすすめします。特にシティパスを利用すると割引価格で入場できるため、ほかの観光スポットと組み合わせて予定を立てると良いでしょう。
エンパイア・ステート・ビルディング/Empire State Buildingの概要
高さ | 約443メートル |
展望台の場所 | 86階と102階 |
シティパス | 使用可 |
料金 | メインデッキ(86階):大人$44/シニア$42/子供$38 トップデッキ(86階と102階):大人$79/シニア$77/子供$73 |
営業時間 :午前10時〜午後10時/午後11時/午後11時30分/午前12時/午前1時(月~日曜日) ※閉館時間は季節によって異なります。
定休日:なし
公式ウェブサイト:Empire State Building
トップ・オブ・ザ・ロック/Top of the Rock
ロックフェラー・センターの中心に位置する“GEビル”最上階(70階)にある展望台“トップ・オブ・ザ・ロック“。ここからは、” エンパイア・ステート・ビル”、”セントラルパーク”、”ワン・ワールド・トレード・センター”など、ニューヨークを代表する人気スポットやマンハッタンの絶景を一望できます。
”NBC Studio”のサインを目印にGEビルの入口を見つけましょう。ビル内に足を踏み入れるとまず目に入るのが、スワロフスキーによって作られた豪華な“ジョイ・シャンデリア”。その美しさに魅了されながら螺旋階段を上がっていくと中2階には展示エリアがあり、ロックフェラー・センターや展望デッキの歴史が学べる展示物を見学できます。展示エリアを堪能した後は、エレベーターに乗り67階の展望台へ向かいましょう。室内と屋外どちらにも展望台があるため天候に左右されることなく楽しめます。さらにエスカレーターで69階のメインデッキへ。ここは特性パネルガラスで囲まれており、視界を遮られずに壮大な景色を眺めることができます。また、アメリカ史の一部を切り取ったとして名高い「建設中の作業員たちが地上から約260mの鉄柱の上でランチ休憩を取る姿」を基にしたシミュレーション“ビームウォーク“の体験が可能です。写真と全く同じ位置に設置された鉄柱の上に乗り宙に押し上げられた状態で記念撮影をするため、当時の様子を忠実に再現できます。
69階から70階へ行くには階段を使用しましょう。最上階の70階には鉄格子や安全ガラスがないため、開放感溢れる真のパノラマビューを満喫したい方は必見です。エンパイア・ステート・ビルやセントラルパークを正面から眺められるのは、トップ・オブ・ザ・ロックならではの魅力と言えるでしょう。
トップ・オブ・ザ・ロック/Top of the Rockの概要
高さ | 約259メートル |
展望台の場所 | 67階、69階、70階 |
シティパス | 使用可 |
料金 | General Admission: 大人(13歳以上)$40〜$55/シニア(62歳以上)$38〜$53/子供(6~12歳)$34〜$49 ※時期や時間帯により価格変動あり |
サミット・ワン・ヴァンダービルト/SUMMIT One Vanderbilt
ミッドタウンの中心に位置する“サミット・ワン・ヴァンダービルト“は、アートとテクノロジーが融合した新感覚の没入型展望台。2021年10月にオープンした超高層ビル“ワン・ヴァンダービルト“の91階から93階にあります。このビルはニューヨークで4番目に高いビルとしても有名です。展望台へ行くためには、まず荷物検査を通りサミットの紹介映像を鑑賞します。その後靴のカバーを渡されるので、床を傷つけないようきちんと装着して展望台へ向かいましょう。エレベーターの内部は近未来的なデザインになっており、展望台に到着するまでの期待感を高めてくれます。
91階の見どころは、一面鏡張りの展望台フロア“Air“。どこを見てもガラスでできており、天気がいい日は太陽が反射しフロア全体がキラキラと輝きます。人と景色がガラスに写り込み、まるで空中を歩いているような錯覚を覚えるでしょう。この展望台からは、エンパイア・ステート・ビルや”クライスラー・ビルディング”、”セントラル・パーク・タワー”など、ニューヨークを象徴する建物を一望できます。さらにこの階には、世界的に有名なアーティスト草間彌生氏の作品「Clouds」が展示され、都市の景色とアートが融合した特別な体験が可能です。この展望台は一方通行のため、じっくり時間をかけて鑑賞しましょう。ガラスのフロアを堪能した後はエスカレーターで92階へ。ここは91階のロフトのような作りになっており、Airよりさらに高い位置から景色を楽しむことができます。銀色の風船が浮かぶ部屋“AFFINITY“や、建物から突き出たガラス張りのボックス型エレベーター“Levitation“など、写真映えするスポットが多く訪れる人々を飽きさせません。
併設されたダニー・メイヤー氏プロデュースのカフェ“APRÈS Café & Bar“では、コーヒーやオリジナルカクテルに加えてベーグルなどの軽食も提供しており、ニューヨークの摩天楼を眺めながら一息つくことができます。夜にはマンハッタンの夜景がガラスに反射し昼とは異なる世界が広がり、時間帯ごとに様々な景色を眺められるのが特徴です。この展望台は単なるビュースポットではなく、都市の景観とアートが見事に融合した次世代のアトラクションとしても訪れる価値があると言えるでしょう。なお入場チケットはキオスクでも購入できますが、事前にウェブサイトから購入することをおすすめします。現在購入可能なチケットは、ベーシックな“Summit Experience“と、特別ドリンク付きの“Summit Signature Experience“の2種類です。
サミット・ワン・ヴァンダービルト/SUMMIT One Vanderbiltの概要
高さ | 約427メートル |
展望台の場所 | 91、92、93階 |
シティパス | 使用不可 |
料金 | Summit Experience : 大人(13歳以上) $42/青年(6~12歳)$36/子供(5歳以下)無料 Summit Signature Experience : 大人(13歳以上) $56/青年(6~12歳)$50/子供(5歳以下)無料 |
営業時間:午前9時〜午後10時30分(月、水~日曜日) ※最終入場は午後10時30分(最終入場:午後10時30分)
休館日:火曜日
公式ウェブサイト:SUMMIT One Vanderbilt
おすすめカフェ・レストラン
世界トップクラスのグルメシティとして知られるニューヨークは、多種多様な食文化が融合した都市です。舌の肥えたニューヨーカーを唸らせるレストランが数多くあり、ステーキやハンバーガー、NYスタイルのピザにベーグルなど何を食べても美味しいのが魅力。ここではニューヨークの絶品グルメ店を2か所紹介します。
ファイブ・リーブス/Five Leaves
ブルックリンのグリーンポイントに位置する“ファイブ・リーブス”は、ブランチが人気のお洒落なカフェです。朝から深夜まで営業しており、ベジタリアンやグルテンフリーのメニューにも対応しています。様々な食生活を送る地元住民や観光客からの支持が高く、いつ誰が訪れても食事を楽しめるのが特徴です。
特に絶品なのは、看板メニューでもある朝食メニュー”リコッタパンケーキ”。リコッタチーズをたっぷり含んだ厚みのあるふわふわのパンケーキと、上に乗った盛りだくさんのフルーツでお腹を満たして1日のスタートに活力を与えてくれます。
マッカレン・パークの斜め前に位置するこのカフェは、居心地の良さと外のテラス席で食事を楽しめるのが魅力です。週末の朝は特に人気が高く待ち時間が30分ほど発生する場合があるため、時間に余裕を持って訪れましょう。
スピーディ・ロメオ/Speedy Romeo
ブルックリンのクリントンヒル地区に位置するイタリアンレストラン“スピーディ・ロメオ“。セントルイススタイルのピザで知られ、地元住民や観光客から絶大な人気を誇っています。
特に人気のメニューは”スタッフドペッパー”。ハラペーニョの中にサラミ、チーズ、トマトを詰めてローズマリーを加え焼き上げた料理です。日本で言うピーマンの肉詰めに似たこの一品を食べれば、すぐにお店のクオリティの高さが分かります。そのほかにも”マルゲリータピザ”は外せません。生地の上にトマトソース、バジル、モッツァレラチーズをのせた基本的な材料で作られています。シンプルながらも洗練された味は、材料の質と調理法へのこだわりを感じられるでしょう。
ミシュランガイドにも掲載され、多くの美食家からも高い評価を受けています。内装はブルックリンらしいシックなレンガ壁が居心地の良い雰囲気を提供しています。親切なスタッフの対応も魅力のひとつです。
このほかにも中華やカリビアン、ハラルフードといった多国籍料理店が並び、どれも食べる価値のある料理ばかりです。いろいろな種類をたくさん食べたいという方は、1店舗での注文を少なくして同行者とシェアすると良いでしょう。週末のディナータイムなどは特に、人気レストランの混雑が予想されます。待ち時間を避けるため、事前に予約しておきましょう。
ニューヨークの美術館
ニューヨークは世界有数の美術館と博物館が集まるアート文化の中心地です。各美術館が保有する独自のコレクションや美術品の展示方法は、世界中の芸術愛好家に知識とインスピレーションを与えています。また建物自体も芸術作品のように見応えがあるため、芸術鑑賞はニューヨーク観光の醍醐味のひとつです。ニューヨークを訪れた際にはこれらの美術館に足を運びアートを間近で体験して心を豊かにしましょう。ここでは、芸術愛好家も必見のニューヨーク美術館を紹介します。
メトロポリタン美術館/The Metropolitan Museum
“メトロポリタン美術館(通称:メット/The Met)“は、ロンドンの“大英博物館”やパリの“ルーヴル美術館”と並ぶ世界最大規模の美術館です。ここには、古代エジプトの壁画から現代アートまで世界各地の芸術作品が展示されています。多岐にわたるコレクションと質の高さは圧巻。特にヨーロッパ絵画のコレクションは世界的にも名高く、クロード・モネの「睡蓮(1919年)」やゴッホの自画像「2本の切った向日葵(1887年)」など、著名作品を間近で鑑賞できます。館内は非常に広いため、すべてを見て回るためには数日を要するでしょう。迷子にならないよう入館時に館内地図をもらうことをおすすめします。
入場料:大人$30/学生$17/シニア(65歳以上)$22/子供(12歳以下)と美術館の会員は無料
営業時間:午前10時〜午後5時(日〜火・木曜日)、午前10時〜午後9時(金・土曜日)
休館日:水曜日、年始、クリスマス、5月の第1月曜日、感謝祭(11月の第4木曜日)
公式ウェブサイト:The Metropolitan Museum of Art
ニューヨーク近代美術館/MoMA
1929年にアビー・アルドリッチ・ロックフェラーによって設立された“ニューヨーク近代美術館(通称:モマ/MoMA”)。19世紀後半から20世紀中盤の印象派やヨーロッパ、アメリカの近代アートに特化した美術館です。6階建ての館内には現代美術や建築、デザイン、ポスター、写真、映画など多彩なジャンルの作品を所蔵。ゴッホの「星月夜(1889年)」やアンディ・ウォーホルの「キャンベル・スープ缶(1962年)」など、名だたるアーティストの作品を展示しており、アート初心者から愛好家まで多くの人々を魅了しています。3階にあるピカソのギャラリーセクションは、集中して彼の作品を鑑賞したい方におすすめです。鑑賞後は、美術館真向かいの通りを挟んだ場所にあるMoMA デザインストアに立ち寄ってみましょう。アート関連商品やヤンキースのニューエラキャップなどのコラボグッズはお土産にもピッタリです。
入場料:大人$30(オンライン予約で$2割引)/学生$15/シニア(65歳以上)$20/子供(16歳以下)無料
営業時間:午前10時30分〜午後5時30分(日〜金曜日)、午前10時30分〜午後7時(土曜日)
定休日:クリスマス、感謝祭(11月の第4木曜日)
公式ウェブサイト:MoMA
野球観戦ができるスタジアム
ニューヨークの2大スタジアム”ヤンキー・スタジアム”と”シティ・フィールド”で野球観戦を楽しむのもおすすめ。これらのスタジアムは、メジャーリーグベースボール(MLB)のチーム“ニューヨーク・ヤンキース“と“ニューヨーク・メッツ“の本拠地としても有名です。また、野球の試合だけでなくコンサートやイベントも開催され、スポーツファン以外の方も楽しめます。各スタジアムにはチームの歴史を知ることができる予約制のガイドツアーがあるため、両チームについてより深く知りたいファンには絶好の機会となるでしょう。
ヤンキー・スタジアム/Yankee Stadium
2009年ブロンクス区で開場した“ヤンキー・スタジアム”。名門野球チーム“ニューヨークヤンキース”の新しい本拠地として、1923年から2008年まで使用されていた旧ヤンキー・スタジアムの隣に建設されました。伝統的な要素を残しながらも現代的な設備を加えることで、より快適に楽しく観戦できる施設へと生まれ変わっています。
旧スタジアムを彷彿とさせる外観には飾り帯やライムストーンが施され、野球ファンや訪れる人々を魅了します。またスタジアム内には、68部屋のラグジュアリースイートと4,000席以上のクラブシートを備えており、リラックスしながら試合観戦が可能です。時間に余裕がある場合は隣接する“ヤンキースミュージアム“に立ち寄ってみましょう。チャンピオンリングやウィニングボール、ベーブルースのユニフォームなどヤンキースの貴重な歴史が展示され、野球ファンには見逃せないスポットとなっています。
シティ・フィールド/Citi Field
2009年にクイーンズ区で開場した“シティ・フィールド”は、MLBの野球チーム“ニューヨーク・メッツ”の本拠地です。スタジアムを訪れると、まず「ホームラン・アップル(りんごのオブジェ)」が出迎えてくれます。クラシカルな外観が特徴的なこのスタジアムは、4万1,800人もの観客を収容可能。さらに、54部屋のラグジュアリースイートや内野席と直結している“デルタスカイ360°ラウンジ”内にはレストランがあり、現代的なスポーツ観戦を体験できるでしょう。またこのスタジアムは、ニューヨーク市との繋がりを大切にする球団の本拠地として、地元の人々に親しまれています。