”レナーズベーカリー(Leonard’s Bakery)” ハワイを代表するマラサダの名店への行き方や商品の買い方を解説
更新日:2024/10/09
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ホノルルのカパフル通りにある”レナーズベーカリー”は、ハワイのローカルグルメ”マラサダ”で有名な老舗店。1952年創業以来、ポルトガル発祥の揚げドーナツのようなマラサダをハワイで広めたと言われています。マラサダは注文ごとに作るため、購入後すぐに、揚げたてを頬張るのがおすすめ。外側はカリッ、中身はふわふわモチモチの食感と素朴な味わいは、連日行列ができるのも納得の美味しさです。ここでは、カパフル通り本店とオアフ島4か所にあるショッピングセンター内のフードトラック”マラサダモービル”の攻略法を紹介します。
マラサダが人気の“レナーズベーカリー(Leonard’s Bakery)”とは
”レナーズベーカリー”は、1952年にポルトガルをルーツに持つレオナルド・レゴがオープンした老舗店です。このお店の名物は、ポルトガル伝統の揚げ菓子”マラサダ”。イースト菌で発酵させた生地をこんがりと油で揚げ、砂糖(グラニュー糖)をまぶして作るマラサダは、ふんわりモチモチとした食感が美味しいドーナツのようなお菓子です。ハワイでは昔から親しまれているローカルグルメとして、多数のお店で販売されています。ホノルルのカパフル通りにある本店と、オアフ島内4か所にあるショッピングセンターのフードトラック、2008年からは日本の横浜ワールドポーターズでも購入可能。カパフル通りにある本店は、マラサダをハワイに広めたパイオニア的存在としても有名です。現在は二代目レオナルド・レゴ・ジュニアが受け継ぎ、連日多くの観光客が行列を作る人気店となっています。創業者レオナルドの祖父母は、1882年にサトウキビ畑の労働者としてポルトガルからマウイ島に移り住みました。その後1946年、自身が31歳の時に家族でマウイ島からオアフ島へ転居し、ベーカリーでの修業を経て”レナーズベーカリー”をオープンします。レオナルドの作るパンが地元で愛され、名物のマラサダが誕生したのはその数年後です。マラサダが生まれたきっかけは、毎年2月上旬〜3月上旬の火曜日に行われるキリスト教の伝統行事”Shrove Tuesday(懺悔の火曜日)”でした。その日に合わせて”マラサダを作ってみてはどうか”という彼の母親からの提案により販売したところ、爆発的なヒット商品に。マラサダはオーソドックスな砂糖をまぶしたもののほか、シナモンシュガーやリーヒンムイ(乾燥梅のパウダー調味料)シュガー、中にクリームを入れた”マラサダパフ”があります。
基本情報
店名:レナーズベーカリー/ Leonard’s Bakery
住所:933 Kapahulu Ave. Honolulu, HI 96816
営業時間:午前5時30分〜午後7時
定休日:なし
公式ウェブサイト:Leonard’s Bakery
マラサダメニュー
マラサダは、砂糖をまぶしたものやクリーム入りの”マラサダパフ”など様々な種類が展開されています。ここでは、各種フレーバーについて紹介します。
マラサダ
“マラサダ”は、日本でいう揚げドーナツのような見た目のお菓子です。ペストリーの生地をゴールデンブラウン色になるまで揚げて、外側はカリッ・中身はふわふわモチモチとした食感と素朴な味わいが、長年ローカルに親しまれている秘訣。マラサダの種類は主に3つです。砂糖(グラニュー糖)をまぶしたシンプルな味のオリジナル(シュガー)をはじめ、シナモン(シナモンシュガー)とリーヒンムイ(梅パウダーとシュガー)があります。なお、メニューに記載はありませんが「砂糖なし」も注文可能です。このお店では、注文ごとに揚げたてを購入できます。種類:オリジナル(シュガー) / シナモン(シナモンシュガー) / リーヒンムイ(梅パウダーとシュガー)
価格:1個 $1.85 / 6個入り $11.10 / 12個入り $22.20 / 18個入り $33.30
マラサダパフ
”マラサダパフ”とは、マラサダの中にクリームをたっぷり詰め込んだものです。主なフレーバーは6つ。カスタードやドバッシュ(チョコレート)のほか、ハワイならではのハウピア(ココナッツ)、マカダミア、グアバ、さらにレモンなど時期ごとに変わる限定フレーバーもあります。価格:1個 $2.25 / 6個入り $13.50 / 12個入り $27 / 18個入り $40.50
マラサダ以外のおすすめメニュー
マラサダで有名な“レナーズベーカリー”ですが、そのほかのメニューも美味しいと評判です。ポルトガル風スイートブレッドやドリンク類など、マラサダ以外のおすすめメニューを紹介します。
Pao Doce(スイートブレッド)
マラサダに次ぐ人気メニューは、ポルトガル語で「甘いパン」を意味する”Pao Doce(スイートブレッド)”。店外の看板にもMalasadas(マラサダ)と並んでPao Doceが書かれています。サイズは2種類(ラージ8.50ドル、ミニ4.75ドル)あり、ふわふわの食感はやみつきになること間違いなし。そのまま食べても美味しいので、ホテルの部屋で朝食を食べたい時にもぴったりです。アレンジを楽しみたい時はフレンチトーストにするのがおすすめ。キッチン付きの部屋に滞在している場合は試してみるのも良いでしょう。また、Pao Doceの生地を使用したディナーロールも販売されており、ガーリックロールやバターロールも人気があります。ドリンク
ドリンクメニューは、ホットコーヒー(スモール3.25ドル、ラージ3.75ドル)、アイスコーヒー(スモール3.25ドル、ラージ3.75ドル)、ボトルウォーター(1.85ドル)、ミルク(2.25ドル)、缶ドリンク(1.65ドル)のシンプルな内容です。缶ドリンクの種類は、ハワイ定番ブランドの”ハワイアンサン”のフルーツジュースや”アロハメイド”のアイスティー、コーラがあります。お店から車で約7分の場所にカピオラニ公園やワイキキビーチがあるので、マラサダとドリンクを購入してそのままピクニックに出かけるのもおすすめです。多種多様なオリジナルグッズ
レナーズベーカリーはオリジナルグッズも販売しています。お店のロゴやマスコットキャラクターなど様々なデザインがあり、バラエティ豊富に展開しています。
ぬいぐるみ
マラサダをモチーフにしたマスコットキャラクター”マラサダベイビー・ガール”、”マラサダベイビー・ボーイ”、”マラサダベイビー・シェフ”のぬいぐるみが購入可能。全3種類、各10.25ドルで販売されています。大きさは20センチ×25センチ程度(胴体部分は12センチ×12センチ程度)。黒髪に花飾りを付けたロコガールのような”マラサダベイビー・ガール”、麦わら帽子を被った”マラサダベイビー・ボーイ“、シェフハットを身に着けた”マラサダベイビー・シェフ”と、キャラクターごとに魅力的な特徴があります。こんがり日焼けしたマラサダ色のぬいぐるみは、シリーズで揃えたくなる可愛らしさです。マグカップ
オリジナルグッズの中で特に人気なのが、レナーズベーカリーのロゴが大きくデザインされたマグカップ。コロンとした可愛らしい形や、ドリンクが16オンス(約473ミリリットル)入る実用的なサイズ感がポイントです。高さ約10センチ、幅約11センチ、口径約7.3センチで、価格は10.25ドル。使うたびにハワイを思い出すアイテムとしてお土産にぴったりです。現在取り扱いがあるデザインはこちらの1種類のみとなります。日本の公式オンラインストアで販売されている商品は異なるデザインのため、ハワイにある本店で売り切れる前に手に入れましょう。トートバッグ
オリジナルイラスト”ハッピーボックス”をキャンバス生地にプリントしたトートバッグも人気。マラサダを購入した際に入れてくれるボックスやビニール袋のデザインと同様に、ホットピンクにブルーのレタリングが施されています。価格は20ドル、リユーザブルエコバッグ(写真右奥)は3.25ドルで販売購入可能です。大容量サイズなので、買い物やビーチ用など様々なシーンで活躍します。ポットラックなどのパーティーや差し入れにマラサダを大量購入する時は、見た目も華やかになるオリジナルトートバッグに入れて持参しましょう。レナーズベーカリー本店でのマラサダの購入方法
レナーズベーカリー本店内で注文と会計を済ませ、オーダー番号が記載されたレシートを受け取ります。商品受け渡し場所はお店から向かって左側にあるため、近くで待機しましょう。マラサダが出来上がると、スタッフがオーダー番号を呼び商品を手渡してくれます。人気店なので行列に並ぶことは必須。週末はもちろん、午前中は特に人が多いと言われています。マラサダは注文ごとに揚げるため、注文後の待ち時間も頭に入れておきましょう。出来立て熱々のマラサダは待つ価値のある美味しさなので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。早朝と平日午後2時~4時頃が狙い目
連日行列ができているカパフル通りの本店ですが、早朝または平日午後2時〜4時頃は比較的空いている時間帯です。団体ツアー客が訪れる午前中や、地元住民も訪れる週末は特に混み合うため注意しましょう。なお、毎日午前5時30分から営業しているため午前7時台にはすでに列ができています。ダイヤモンドヘッドへのサンライズハイキングの予定がある際は、向かう前に立ち寄ることをおすすめします。
フードトラック“マラサダモービル”でも購入可能
マラサダはオアフ島4か所にあるショッピングセンター内のフードトラック”マラサダモービル”でも購入可能です。
1:ワイケレ・センター / Waikele Center
マラサダモービルの出店場所は、“ワイケレ・センター”駐車場の敷地内です。このショッピングセンターはスーパーマーケット”セーフウェイ”やペット用品店”ペットコ”、スターバックスなどが並び、ワイキキからは車で約30分の距離にあります。H-1フリーウェイを西に進み7番から出ると約3分で到着する、比較的分かりやすい道順。ワイパフ地区の巨大アウトレットショッピングセンター”ワイケレ・プレミアム・アウトレット”に隣接しているため、ショッピングを楽しんだ後に立ち寄るのも良いでしょう。車がない場合は、ワイキキからWaikele Express Shuttle(ワイケレ・エクスプレス・シャトル)を利用してワイケレ・プレミアム・アウトレットまで行くと便利。往復20ドルで移動が可能です。
住所:94-894 Lumiaina St. Waipahu, HI 96797
営業時間:午前7時~午後6時
※出店時間や出店場所は変更となる場合があります。最新情報は公式HPまたは店舗SNSでご確認ください。
2:ココ・マリーナ・センター / KoKo Marina Center
マラサダモービルの出店場所は、”ココ・マリーナ・センター”駐車場のカラニアナオレ・ハイウェイ側です。オアフ島東部の閑静な住宅が立ち並ぶカイエリアにあるこのショッピングセンターは、ワイキキから車で約20分。H-1フリーウェイからカラニアナオレ・ハイウェイを進み駐車場に近付くと、赤と白のストライプ模様が特徴的なフードトラックが見えてきます。絶景を眺めながらトレッキングができるココヘッドやマカプウ・ポイント・ライトハウス・トレイル、シュノーケルが有名なハナウマ湾など人気観光スポットの道中にあり、ドライブの休憩にも便利です。ショッピングセンター内にはカフェもあるので、ドリンクを調達して揚げたて熱々のマラサダを味わうのも良いでしょう。
住所:7192 Kalanianaole Hwy. A-143, Honolulu, HI 96825
営業時間:午前7時半〜午後6時
※出店時間や出店場所は変更となる場合があります。最新情報は公式HPまたは店舗SNSでご確認ください。
3:ウィンドワード・モール / Windward Mall
オアフ島東部カネオヘ地区に位置する大規模な“ウィンドワード・モール“は、ローカルに人気の穴場観光スポット。デパート”メイシーズ”や大型ディスカウントスーパーマーケット”ターゲット”など110店舗以上のショップが集まります。マラサダモービルの出店場所は、駐車場の一角カメハメハ・ハイウェイとハイク・ロードの交差点側。ワイキキからは車で約30分の場所にあり、またオアフ島屈指の観光名所であるカイルアの隣町に位置するカネオヘ地区へは約15分のドライブで到着します。カイルアのビーチタウンから、緑豊かなカネオヘの大型モールへ足を延ばしてみるのも良いでしょう。
住所:46-056 Kamehameha Hwy. Kaneohe, HI 96744
営業時間:午前7時〜午後7時(月〜土曜日)、午前7時〜午後6時(日曜日)
※出店時間や出店場所は変更となる場合があります。最新情報は公式HPまたは店舗SNSでご確認ください。
4:パールリッジ・センター / Pearlridge Center
ワイキキから車で約30分の西側に位置する”パールリッジ・センター”は、ハワイ州2番目の規模を誇るショッピングモールです。”Mauka(マウカ)”と”Wai Makai(ワイ・マカイ)”と呼ばれる2つの建物があり、その間をモノレールが移動できるようになっています。マラサダモービルの出店場所は、ワイ・マカイ側の駐車場です。モール内には200店舗以上のショップがあり、買い物だけでなく食事やエンターテインメントなども楽しめます。百貨店”メイシーズ”やハワイ発祥ブランド、日本未上陸商品も充実する人気コスメショップ”セフォラ”など多種多様な店舗のほか、レインボー・ドライブインやL&Lハワイアンバーベキューをはじめとする人気店が入ったフードコート、全米とカナダで1,000店舗以上展開するハンバーガーショップのファイブガイズ、ハワイのクラフトビールが味わえるビアラボハワイなど、人気グルメが豊富に揃っています。
住所:98-1005 Moanalua Rd. Aiea, HI 96701
営業時間:午前7時〜午後7時(月〜土曜日)、午前7時〜午後6時(日曜日)
※出店時間や出店場所は変更となる場合があります。最新情報は公式HPまたは店舗SNSでご確認ください。
レナーズベーカリーへの行き方は?
ワイキキ中心地から車で約10分の距離にあるレナーズベーカリーは、自転車やバスも利用可能。各交通手段のアクセス方法を紹介します。
レナーズベーカリーへタクシーでの行き方
ワイキキ中心地からレナーズベーカリーまでは車で約10分です。料金は道路状況により異なりますが、16ドルが目安となります。流しのタクシーはそれほど多くないため、宿泊先ホテルのフロントでタクシーの手配を依頼するか、またはタクシー会社に電話をかけて乗車場所を伝える方法が便利です。乗車の際にはドライバーへ”Please go to Lenard’s Bakery on Kapahulu avenue. (プリーズ・ゴートゥ・レナーズベーカリー・オン・カパフルアベニュー/「カパフル通りのレナーズベーカリーまでお願いします」)”と伝え、降車時には料金とチップを忘れずに渡しましょう。レナーズベーカリーへ自転車での行き方
ワイキキからカパフル通りのレナーズベーカリーまでは約2マイル(約3.2km)。自転車を利用すると約10分で到着します。カラカウア通りからカパフル通りを直進する簡単な道順なので、道中のサイクリングも楽しめるでしょう。旅行中の自転車はシェアバイク”biki(ビキ)”の利用が便利です。ワイキキ市内に設置されているビキステーションでレンタルでき、料金は30分ごとに4.50ドルです。各ステーションにあるキオスクのタッチパネルで日本語を選択し、案内に沿ってクレジットカードで支払います。レナーズベーカリー前のカパフル通りを渡った反対側にビキのステーションがあるので、そこに停めて帰りもそのステーションから乗りましょう。レナーズベーカリーへレンタカーでの行き方
駐車スペースは常に混雑するものの、出入りが頻繁なためタイミングが合えば駐められます。駐車できない場合は、カパフル通りの路上駐車スペースを利用しましょう。レンタカーは事前にオンラインで予約しておくと便利。ホノルル到着時にダニエル・K・イノウエ国際空港で借りるか、またはワイキキ周辺に複数あるレンタカー営業所で借りられます。半日、または1日だけ車を利用したいという場合は、1時間単位でレンタル可能なカーシェアサービスHUI(フイ)の利用がおすすめです。スマートフォンのアプリで簡単に手続き可能。ワイキキやアラモアナ、カカアコ、ダウンタウン、空港などオアフ島各地のステーションで借りられます。レナーズベーカリーへバスでの行き方
公共バスThe Bus(ザ・バス)を利用する場合、ワイキキ中心地から13番に乗車してレナーズベーカリーまで行くことができます。クヒオ通りのバス停で乗車し、お店手前のバス停(カパフル通り+オル通り(Kapahulu Ave+Olu st))で降車しましょう。乗車時間は約15分、料金は1回3ドル(2時間半以内の乗り換えを含む)です。乗車時に現金で支払うことも可能ですが、複数回利用する場合は日本の交通系ICカードのようなホロカードがあると便利。乗車時にカードをパネルにタッチするだけで、自動的に料金が引き落とされます。予めカードを購入(2ドル)し、オンラインで入金しておくと良いでしょう。ABCストア(一部店舗)やフードランド、タイムズ・スーパーマーケット、ザ・バス・パス・オフィスで購入可能です。